マンションの雪対策。大雪が降ってもトラブルにならないための注意点

[住まいのお役立ち情報]

都心部のマンションにお住まいの場合、ほとんど大雪対策をしていないという方が多いようです。近年では都心でも大雪に見舞われることも増え、いざという時に困らないように雪対策を行っていきましょう。

目次

都心でも近年増えている大雪情報

◆2014年2月8日・14日の事例

(写真出典:Wikipedia 2月8日上野恩賜公園の様子)

20142月の79日にかけて本州の南海上を低気圧が発達しながら通過し、関東地方を中心に大雪をもたらしました。最大積雪量は東京で45年ぶりに27cmに達したほか、埼玉県熊谷市では60年ぶりに43cmを記録しました。

そして翌週の1415日にかけても関東地方を中心に、1週間前に記録した値と同じぐらいの積雪量を記録し、首都圏を中心に道路や鉄道などの交通機関に甚大な影響をもたらしました。

◆2018年1月22日の事例

(写真出典:Wikimedia Commons 1月22日東京都新宿区の路地)

2018122日から23日にかけて本州南海上を低気圧が通過し、4年ぶりに東京で20cmを越える積雪量を記録しました。

この積雪の影響で鉄道は大幅なダイヤの乱れや運休が発生し、降雪のピークが帰宅時間帯と重なったということもあり、帰宅困難者も多く道路の凍結によるスリップ事故なども相次ぎました。

マンションで雪が降ったときの対策

都心部ではマンションなどの集合住宅に多くの方が住んでいます。戸建てと比べ屋根の雪下ろしや、玄関前の雪かきなどをしなくてよい利点もありますが、マンションならではの雪対策があることもしっかりと理解しておきましょう。

◆共用部は管理人さんが行ってくれる?

マンションの管理体制にもよりますが、管理人さんが通勤管理しているマンションなら、雪が降った際の対処を管理人さんが行ってくれます。

除雪スコップや融雪剤など管理組合で購入する(している)こともあるため、あらかじめマンション管理会社に問い合わせておきましょう。

◆住人同士での助け合いも必要

マンションによっては管理人さんがいない自主管理のものもあります。また管理人さんがいても、一人や二人では手が回らない可能性も十分に考えられます。そのため、マンションの住人同士での助け合いが必要になります。

特に共用部であるエントランス、屋根のない駐車場や駐輪場などは多くの人手を要します。一緒に雪かきなどをすることで住人同士のコミュニケーションの場にもなり、それがきっかけで住人同士が仲良くなるということもあるかもしれません。

助け合い チャリティー

◆ベランダ(バルコニー)の雪対策

共用部とは別で、各住人のお部屋で対策を行わなければいけないのがベランダです。

ベランダに雪が積もってしまったときは、溶けるまで待つのが一番です。しかし、柵などで日影になりなかなか溶けてくれないこともあります。その場合、お風呂の残り湯などをかけて溶かすのも良いでしょう。ただ、ベランダは隣の部屋と隔て板を挟んで繋がっているため、大量の水を使ってしまうと近隣トラブルを起こしてしまう恐れがあります。時間をかけて少しずつ排水溝へと流れるように除雪しましょう。

★注意点★

やってはいけないこととして、雪を下に落とすことです。1階の住戸であれば問題はありませんが、2階以上の住戸は下に落とすことで、1階の住人に迷惑をかけてしまいトラブルとなる恐れがあります。もしどうしても雪を下に落としたいときは、1階の住人の許可を得てから行うことが大切です。また、道路などに面している場合は、通行人がいないことも確認して十分に注意を払うようにしましょう。

◆駐車場などは各々で除雪しなければいけない

前述したとおり、共用部の管理は管理人さんが行ってくれることが多いのですが、駐車場を利用している方は各々で除雪作業をする必要があります。マンションによっては除雪スコップを貸し出してくれるところもありますが、他の場所の除雪でスコップを使用している可能性も高いため車の中に準備しておくのも良いでしょう。

雪かきをしなくても済む方法としては、屋根が付いた駐車場を完備しているマンションを選ぶことです。マンションにビルトインガレージタイプの駐車場があったり、自走式立体駐車場を完備していたりするマンションなどは、雪かきの心配もいりません。

【マンション×雪対策】トラブルを避けるために準備した方が良いこと

◆管理会社に過去の事例などを問い合わせる

都心部で起きた大雪の事例は前述したとおりですが、中古マンションであれば大雪の際にどのような対策を行っているのか確認することができます。記録として残していない場合でも、管理人の方や長年住んでいる住人から、「あのときはこういう対策をした」、「スコップが足りなくて困った」など、そのマンションにおける対策や課題などを知ることができるでしょう。管理会社ごとに雪への対策は異なります。雪への対策は管理体制の整った会社を比較する際のポイントにもなるでしょう。

◆あらかじめ長靴やスコップなどを用意する

住人が各々準備しておいた方が良いものとして、長靴やスコップなどがあります。いざという時ほど備えあれば憂いなしです。例えば、トールタイプの下足入があるお部屋なら、長靴もしっかりとしまっておけます。シューズインクロークやトランクルームなどがあるお部屋なら、かさばる除雪スコップも収納できるでしょう。

戸建てよりもマンションの方が雪対策はラク?

◆管理人さんや他の住人など人手が多い

戸建ての場合、屋根に積もった雪や玄関前の雪を除雪するにはその家に住む家族で行うしかありません。もしくはご近所の人同士で助け合う方法がありますが、決して多くの人手が存在するわけではないのが現実。しかしマンションの場合には、前述したとおり管理人さんがいて、尚且つ多くの住人が同じ敷地内に住んでいます。そのため、たとえ自分自身が忙しく動けない状態であっても他の住人が助けてくれることがあるのです。

ただし、マンションの場合でもできる限り積極的に雪かきなどの作業に参加してください。他人任せの行動は、ご近所付き合いを滞らせてしまうことにもなりかねません。どうしても難しい場合は、お願いする形で助けてもらいましょう。

◆雪国ではマンションを選ぶ高齢者が多い

マンションは居住者が多いので、それだけ困ったときに助けてもらえる可能性も高いということです。雪かきなどの作業は大きな負担がかかってしまい、高齢者の方が一人で行うのは大変な重労働になります。だからこそ、雪国で暮らす高齢者は戸建てではなくマンションを選ぶ方が多いのです。

核家族化が進む日本では、高齢者の一人暮らしも少なくありません。近年ではバリアフリー設計のお部屋やマンションも増えているため、高齢者や身体が不自由な方でも住みやすい環境が整っています。マンションで暮らすという選択は、永住するにはピッタリの住まいとも言えるでしょう。

【最新版】マンション住まいでもかさばらない便利な雪対策グッズ

◆折り畳みスコップ

手元部分をコンパクトに折り畳めるスコップ。軽量で持ち運びもしやすく、車内にも収納しやすいサイズです。

(出典:amazon

◆解氷スプレー(融雪剤)

車のフロントガラスに霜が付いてしまったときにはこの解氷スプレーです。雪などでガラスが凍ってしまった際にも素早く溶かしてくれるため、通勤などで車を利用する方にもおすすめです。

(出典:amazon

◆持ち運びも便利、携帯スパイク

どんな靴にも装着できる携帯スパイク。革靴やスニーカーにも付けられ、雪などで凍結した路面も滑らずに歩けます。携帯できるコンパクトタイプなので、収納に困ることもありません。着脱も簡単なため、場所によっての使い分けもできて便利です。

(出典:amazon

まとめ

大雪や台風などの自然災害は、避けることはできません。だからこそ、事前の対策や準備を心がけることが被害を最小限に抑えることに繋がります。

特にマンションでは、「誰か(管理人さん)がやってくれる」という気持ちになりやすいもの。大切なのは誰かに頼るのではなく、誰かを助けようとする心がけです。それがより暮らしやすい住まいをつくる方法のひとつとなるでしょう。

この記事を書いた人

編集部

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