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大規模マンションのメリットとデメリット!将来性があるのは大規模?小規模?
[不動産知識]
都市開発エリアで人気の大規模マンション。住んでみないとわからないメリットとデメリットをご紹介します。小・中規模マンションとの比較表や、大規模マンションの紹介もぜひご覧ください。「お家探しどうしようかな~」と迷っている、探し始めの方は必見です!
目次
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- 1.大規模マンションとは?
- ・「総戸数100戸以上」が一般的
- ・大規模マンションは「タワー型」と「多棟型」に分かれる
- 2.大規模マンションのメリット
- ・管理費・修繕積立金が安い
- ・資産価値が下がりにくい
- ・共有設備が充実している
- ・多棟型は敷地内に緑が多い
- ・マンションそのものが街のシンボルになりやすい
- 3.大規模マンションのデメリット
- ・居住者同士のつながりが希薄なことも
- ・居住者の意見がまとまりにくい
- ・マンションの外に出るまでに時間がかかる
- ・築浅の物件は駅から離れていることも
- 4.大規模マンション・小規模マンションのメリット・デメリット比較
- ・小規模マンションのメリット・デメリットも把握しよう!
- ・大規模マンションと小規模マンションの比較一覧
- ・大規模マンションはどんな人におすすめ?
- 5.大規模マンションの紹介
- 6.まとめ
- 1.大規模マンションとは?
大規模マンションとは?
◆「総戸数100戸以上」が一般的
総戸数によるマンション規模の分類に、明確な定義はありませんが、一般的に「大規模マンション」というと、総戸数100戸以上をイメージされる場合が多いです。
そのため、本記事でも総戸数100戸以上のマンションを「大規模マンション」、100戸未満のマンションを「小・中規模マンション」として紹介していきます。
◆大規模マンションは「タワー型」と「多棟型」に分かれる
大規模マンションは、マンションの構造によって「タワー型」と「多棟型」の2種類に分けられます。
大規模マンションのメリット
◆管理費・修繕積立金が安い
マンションの維持や大規模修繕のための資金である、管理費や修繕積立金。この金額は総戸数が多いほど安くなるケースが一般的です。マンションの設備や修繕に必要なお金が同じ場合、払う人が多い(戸数が多い)ほど、1戸あたりの負担は軽くなります。
ただし大規模マンションであっても、キッズルームやゲストルームなど共用設備が充実している場合は管理費が高いことがあるので、購入前にしっかり確認しておきましょう!
◆資産価値が下がりにくい
大規模マンションは、資産価値が下がりにくいといわれています。これはマンションの資産価値を決めるひとつの理由が「管理体制」であり、大規模マンションは管理体制が悪くなりにくいといわれるためです。
総戸数が多いマンションでは、たとえ1戸で滞納があったとしても、小・中規模マンションと比べると管理費の蓄えへの影響が少ないので、管理体制も悪くなりにくくなっています。
もちろん滞納することはよくないので、毎月滞りなく管理費を支払い続けることができるマンションを見つけてくださいね。
◆共有設備が充実している
大規模マンションは共有設備が充実している傾向にあります。キッズルームやパーティルーム、ラウンジなど豊富な共有設備が完備されているマンションもあり、キッズルームなどでは子供の年が近いファミリーと知り合うキッカケにもなります。
特に有名な大規模マンションの場合、スーパーや郵便局など生活に必要な施設などが建物に入っていることもあります。
その他、セキュリティや駐車場・駐輪場なども広くとられていることが多いです。
◆多棟型は敷地内に緑が多い
多棟型のマンションはマンション全体の敷地が広いため、敷地内は緑が豊富なことが多いです。敷地内に公園や広場があるマンションも珍しくありません。小さなお子様がいる方は、マンションの敷地内で遊ばせることができるので安心ですね!
◆マンションそのものが街のシンボルになりやすい
大規模マンションは、マンションの建物自体が大きいため街の中でも目立つ「シンボル」になりやすいです。
「□□駅・△△街といえば〇〇マンション」と思われるような存在感を持つこともあるため、「街のシンボルに住む」というステータスに憧れがある方が大規模マンションを選ぶこともあります。
大規模マンションのデメリット
◆居住者同士のつながりが希薄なことも
居住者が多いため顔が覚えにくく、居住者同士のつながりが希薄になるケースもあります。ご近所付き合いやコミュニティを重視したいという方は、大規模マンションだと少し寂しく感じることもあるかもしれません。
◆居住者同士のつながりが希薄なことも
タワー型の場合、セキュリティがしっかりしているので不審者が侵入することは難しいですが、多棟型は敷地が広く、例えば敷地内の公園などに知らない人がいても気付かない場合もあります。
居住者が多いと全員の顔を覚えることは難しいため、不審者の侵入に気づけないのでは?と不安に思う方も多いようです。
◆居住者の意見がまとまりにくい
居住者が多いため、マンション全体の意思がまとまりにくいというデメリットもあります。
マンション内にリーダーシップを取れる居住者がいない場合、意思があやふやになるケースもあるようです。
◆マンションの外に出るまでに時間がかかる
敷地が広いため、マンションの外に出るまでに時間がかかることがあります。またタワー型マンションの場合、特に朝の通勤・通学時間帯はエレベーターがなかなか来なくて困る、というケースもあります。
インターネットやチラシに掲載されている物件情報では、最寄り駅から物件までの距離を「該当する住戸のある棟まで」ではなく「マンションの敷地の入り口まで」で計算していることもあります。そのため実際に内見に行ってみると、「思っていたより時間がかかる」といったことが起こります。
◆築浅の物件は駅から離れていることも
新しい多棟型マンションの場合、駅から離れた場所に建っていることが多いです。これは、駅周辺に大規模マンションを建てられるような土地があまり残っていないためです。
多棟型マンションでも「駅に近い物件がいい!」という人には、ヴィンテージマンションと呼ばれるような、長くその地にあるマンションがおすすめです。
大規模マンション・小規模マンションの比較
◆小規模マンションのメリット・デメリットも把握しよう!
ここまで大規模マンションのメリット・デメリットを見てきましたが、同じように小・中規模マンション(総戸数100戸未満のマンション)にもメリットとデメリットがあります。
デメリットとしては、管理費・修繕積立金が高くなりやすいことが挙げられます。しかし小・中規模マンションの場合は居住者の顔を覚えやすいため交流が行われやすいというメリットもあります。
◆大規模マンションと小規模マンションの比較一覧
◆大規模マンションはどんな人におすすめ?
・マンション内で世代の近い居住者と仲良くなりたい
・緑の多い住環境で暮らしたい
・月々の管理費や修繕積立金は低めに抑えたい
・将来の資産性も重視したい
・駅から距離はそこまで重視しない
・充実した共有設備を使いたい(フィットネスジム・ゲストルームなど)
・見晴らしの良い高層階や角部屋に住みたい
・都心などの中心的な駅から近い部屋がいい
・築浅で内装に凝ったマンションがいい
・ラグジュアリーな生活が理想
大規模マンションの紹介
◆クレストフォルム生田グランヒルズ
総戸数125戸の大規模マンション。
利便性と資産性を兼ね備えた駅徒歩3分の立地です。
キッズルームを完備しており、小さなお子様でも安心して遊ばせることもできます。24時間365日のセキュリティシステム、プッシュプルドア、ダブルロックでセキュリティー対策も万全です。最上階のお部屋で、眺望・陽当たりも良好で心地よい生活をお送りいただけます。
◆Brillia大島小松川公園
総戸数230戸の大規模マンション。
都営新宿線「東大島」駅より徒歩9分の立地です。
トリプルセキュリティシステムで防犯面も安心。マンション内にはコンシェルジュサービスが付いており、タクシー手配、クリーニング預かり、宅配便受付、共有施設予約等が可能です。
まとめ
以上、今回は大規模マンションのメリット・デメリットや、大規模マンションと小・中規模マンションの比較をご紹介しました。大規模マンションには、ご近所との関係性が希薄になりがちなどのデメリットもありますが、戸数が多い分、管理費や修繕積立金を安定して回収でき、管理体制が維持しやすいなどメリットも多くあります。緑や共用施設も充実している物件が多いため、それらにメリットを感じる方にはおすすめです。
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