お家探しが楽しくなる!不動産チラシの見方【第2編】

[不動産知識]

不動産会社の路面店舗のガラス壁に貼ってあるチラシには、物件の大切な情報がたくさん詰まっていますが知らない用語もちらほら…販売図面と呼ばれていますが、今回はそんな販売図面の用語を徹底解説!内見時に見落としがちなポイントなどもまとめました。

第1編はこちらから

間取りでよく見るLDKやWICの意味

物件の情報が掲載されている販売図面は、新聞の折込チラシや、不動産会社の路面店舗のガラス壁に貼ってあったりするので見たことある方も多いのではないでしょうか。これらは販売図面と呼ばれていて、物件の間取りや価格、どういう構造でどんな土地に建てられているのか等、実はたくさんの情報が載っています。
その中でもまず最初に気になるのは、価格や間取りではないでしょうか。そもそも間取りとは、部屋や仕切りなどの配置のことを言い、「1R」「2LDK」「3LDK」など数字とアルファベットの組み合わせで表記されます。

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ね。
では、上記の間取りのような「1LDK+N+WIC」「2LDK+S+WTC(または2SLDK+WTC)」はどうでしょうか?
最近では「WIC」「N」「S」などあまり見慣れないアルファベットも見かけるようになりました。これらが一体何のことを指すのか、答えられる方は意外と少ないかと思います。まずはこれらの意味をご紹介していきます!

 WIC 
ウォークインクローゼット(Walk in Closet) 人が入ることができる収納スペース

 WTC 
ウォークスルークローゼット(Walk through Closet) WICと同じく人が入ることができる収納スペースですが、こちらは通り抜けができるようになっています。出入り口が2か所あり、2部屋をまたいで設置することができます。

 SIC 
シューズインクローゼット(Shoes in Closet) 一般的に玄関横に設置される靴を履いたまま出入りできる収納スペースです。

 S 
サービスルーム(Service Room) 居室ではないスペース

 N 
納戸 居室ではないスペース

 PS 
Pipe space(パイプスペース) 配管用のスペース

 MB 
(Meter box)メーターボックス 水道メーターや電気メーター用のスペース

PSもMBも生活の中で使うものではありませんが、例えば寝室の横にPSがあると音が気になる場合もあります。建物の構造上、音が気にならない場合もありますが、住む前にPSの場所も確認しておくといいかもしれません。

納戸とサービスルーム、何が違うの?

納戸(N)、サービスルーム(S)、DEN、ユーティリティールーム(U)など不動産会社によって表記が異なる場合がありますが、全て同じ意味です。
住宅の居室として認められるためには、採光のための窓など開口部の大きさが床面積の7分の1以上設けられていなければならないと定められています。そのため、窓のない部屋や窓があっても十分な採光を得られない部屋は居室として認められず、そのような表記となっています。

納戸の注意点としては、エアコンが付けられなかったり、通気性が悪いなどが挙げられます。例えば仕事部屋として利用しようと思っていても、エアコンがない部屋だと真夏は暑くて作業には向いていないかもしれません。物件によってはエアコンの設置が可能な場合もありますが、仕事部屋や子供部屋に利用したいと考えている場合は購入前に確認しておくことが良いでしょう。

上記でデメリットを挙げましたが、もちろんメリットもあります。納戸は日光の影響を受けにくいため、日焼けしやすい本や衣類などの収納に適しています。日焼けせずに物を保存できるのは嬉しいですよね。また、窓がないとお子さんが勝手に窓を開けたり転落してしまう心配もないので、子供部屋としても利用できそうです。

東京リノベーションストアの販売図面の見所

東京リノベーションストアでは、お客様にとって見やすい販売図面を作れるように力を入れています。例えば、販売図面に掲載している間取り図は出来る限り実際の物件に合わせて作成しています。洗面台の形やトイレの形など細かい部分も写真と照らし合わせたり、パイプスペースなども省略せずに記載するようにしています。
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また、アイコンを掲載することで、オートロックや食器洗乾燥機、浴室乾燥機など、気になる設備もひと目で分かるような工夫をしています。
物件の構造や室内設備だけでなく、周辺にはスーパーやコンビニ、学校などがあるかどうかも調査し、徒歩何分かかるのかも掲載しています。Google Mapでもすぐに確認できるようQRコードを掲載するなど、他の不動産会社の販売図面より情報量の多い販売図面になっています!

東京リノベーションストアのおすすめ物件一覧はこちらからご覧いただけます。

購入前に必ず確認!後悔しないマイホーム

販売図面を見て良さそうだなと思ったら内見に行きますよね。そんな内見時、皆さんどこを確認されているのでしょうか?お家の雰囲気やお部屋の数など確認箇所はたくさんありますが、その中でも見逃しがちなポイントをまとめました!
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①ドアや窓などの立て付け
玄関やそれぞれのお部屋のドアだけでなく、窓の開け閉めがしっかり出来るかどうか確認しておきましょう。開けにくかったり、緩すぎるなどする場合があります。修理できる場合もあれば、建物自体が歪んでおり修理できない可能性もあるので、要確認です。

②コンセントの位置や数
コンセントの位置や数は実はとても大切です。実際に住んでみると数が足りず、タコ足を使わざるを得なくなってしまい、見た目もスッキリしないうえに、発火する危険性も高くなります。後から増設できる場合もありますが、工事が難しい物件もあるので、工事ができるかどうかも含めて確認しておくといいかもしれません。

③家具・家電の搬入経路
家具や家電を搬入できるかどうか確認するため、大きい開口部の高さ、ドアの幅などのチェックを忘れないようにしましょう。できれば家具の採寸をしたうえで内見に行くと良いです。見落としがちなのが、ドアの開閉角度やドアノブの位置です。幅はチェックしたけど、ドアノブが邪魔で思っていた幅を確保できず搬入できないなんてことになると、せっかく採寸したのに意味がなくなってしまいます。

④日当たり
南向きで販売図面や写真では良さそうに見えても、隣接する建物などの影響で「住み始めたら昼間も照明なしでは過ごせないくらい暗い!」なんてこともあります。内見は出来る限り日中の明るい時間帯に行き、照明を消した状態の室内もチェックすることを忘れないようにしましょう。

⑤床下の状況
構造部分の確認は素人には難しいですが、給排水管の点検口や、戸建ての場合は床下などを覗いて中がきれいかどうかを見るだけでも施工状況を多少は判断できます。木造の場合、シロアリなどの虫がいないかも確認ポイントです。少し面倒かもしれませんが、ひと手間かけて確認しておくことで住んでからも安心できますよ。

⑥通信環境
最近では少ないかもしれませんが、携帯電話の回線に繋がりにくいお家も存在します。Wi-Fiなどを設置すれば解決する問題もありますが、Wi-Fiが故障すると電波が使えなくなるのは、今の時代とても不便ですよね。入居後に解決することが難しい問題なので、内見時にスムーズにネットが使えるか確認しておきましょう。

⑦駅までの道のり
内見の際、車で物件を見に行くことが多いので、見落としがちになってしまうのが駅までの道のりです。特に電車を使って通勤・通学する方は、購入前に駅から物件まで歩いてみることをおすすめします。実際の距離感が分かるだけでなく、飲食店や買い物をする場所の確認もできます。また、坂道がきつかったり、街灯が少なかったりと、実際に歩いてみないと分からないことはたくさんあるので、そういったことも含めて予め確認しておきましょう!

東京リノベーションストアでは、常にお客様のことを第一に考えてお家探しのサポートをさせて頂いております。購入前のこだわりの販売図面の作成から、購入後住み始めてからのサポートまで、常にお客様の目線に立って考えています。気になるお家や住宅ローンについての質問、売りたいお家などがあれば、是非東京リノベーションストアにご相談ください。

この記事を書いた人

編集部

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