◆渋谷本町学園小学校・渋谷本町学園中学校(渋谷区)
■学校の概要
平成24年(2012年)に開設した渋谷区唯一の小中一貫教育校。1~4年生の初等部、5~7年生の中等部、8・9年生の高等部に分かれて9年間教育が行われています。 「ノーチャイム制での授業進行」など子供の自主性を重んじる活動も特徴的。部活動は5~9年生の期間で参加できます。
■学区
学校所在地:東京都渋谷区本町4丁目3番1号
渋谷本町学園 小学校・中学校の学区は以下の通りです。
本町2・3・4丁目全域、本町6丁目1~32
※本町1丁目全域の児童は、小学校は「幡代小学校」、中学校は「渋谷本町学園 中学校」への進学が原則です。しかし調整区域のため、小学校を「渋谷本町学園 小学校」へ変更し、小中一貫で渋谷本町学園へ通学することが可能です。
■学区内のマンション
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■渋谷区の学校選択制について
渋谷区では、小学校・中学校ともに自由選択制が採用されています。「公立でも、子供に合った学校を選んで通学したい!」というご家庭には渋谷区へのお引っ越しがおすすめです。
例年、学校説明会も行われており、2020年は小学校行動説明会が9月7日に、中学校合同説明会が8月31日に行われていました。各学校でも例年9~11月ごろに学校説明会が行われているため、興味のある方は一度参加してみると良いでしょう。
◆白金の丘学園 白金の丘小学校・白金の丘中学校(港区)
■学校の概要
平成27年(2015年)、港区の旧三光小学校、神応小学校、朝日中学校の3校が統合され、「白金の丘学園」となりました。 中学校の部活の様子を小学生のうちから見学できるなど、小中ギャップを緩和するための取り組みがされています。
■学区
学校所在地:東京都港区白金4丁目1番12号
白金の丘学園 白金の丘小学校・白金の丘中学校の学区は以下の通りです。
南麻布2丁目15番、3丁目22番、4丁目13番~15番
高輪1丁目1番~3番
白金1丁目、2丁目1番~5番、3~6丁目
白金台4丁目6番・20番、5丁目1番~12番
■学区内のマンション
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■港区の学校選択制について
港区では、小学校は隣接区域選択制、中学校は自由選択制が採用されています。
■学校の概要
平成24年(2012年)葛飾区初の小中一貫教育校として「松上小学校」と「新小岩中学校」が統合し、新たに開校したのが「新小岩学園」です。現在の義務教育の6・3制を維持しつつ、各教科などにおいて9年間を見通した教育指導が行われています。 『ROOTS』(ルーツ)と呼ばれる独自教材もあり、自立性を育てるための教育も盛んです。
■学区の紹介
学校所在地:東京都葛飾区西新小岩2-1-2
葛飾区立新小岩学園の学区は以下の通りです。
・松上小学校の学区
西新小岩1丁目1~10、西新小岩2丁目1、西新小岩3丁目1~4、西新小岩3丁目9~15、西新小岩4丁目1~3、西新小岩4丁目13~20、西新小岩4丁目28~35、西新小岩4丁目39~42、東新小岩1丁目1~15、東新小岩3丁目1~5
・新小岩中学校の学区
西新小岩1丁目1~10、西新小岩2丁目1、西新小岩3丁目1~45、西新小岩4丁目1~42、西新小岩5丁目1~31、東新小岩5丁目1~21
◆杉並和泉学園(杉並区)
■学校の概要
平成27年(2015年)に誕生した杉並区で最初の施設一体型小中一貫教育校。9年間を見通した学習計画が立てられており「中3までにこうなってほしい、だから小学校ではこう教える」という丁寧な指導がされています。中学校の教員が小学校で教えることや、小学校の教員が中学校の学習をサポートすることもあり、教職員も小中同じひとつの職員室で過ごすため、小中一貫で生徒を育てる土壌が学校側にも根付いています。
■学区
学校所在地:東京都杉並区和泉2-17-14
杉並和泉学園の学区(新和泉小学校の学区かつ和泉中学校の学区である地域)は以下の通りです。
和泉1丁目1~20番 和泉1丁目23~30番 和泉1丁目34番 和泉1丁目41~55番 和泉2丁目全域 和泉3丁目1~4番 和泉3丁目7~10番 和泉3丁目17~22番 和泉4丁目3~15番 和泉4丁目18~24番 和泉4丁目31~35番
■学校の概要
平成23年(2011年)、練馬区立大泉学園桜小学校と練馬区立大泉学園桜中学校を対象に「練馬区立小中一貫教育校 大泉桜学園」が開校しました。
個別補充学習の充実や小学校3年生から英語の音声に慣れ親しむ活動、全学年での運動会と学芸的行事などの特色ある活動が行われています。小学校1年生から標準服(制服)を任意で着用でき、5年生からは標準服の着用が推奨されています。
■学区
学校所在地:東京都練馬区大泉学園町9-2-1
練馬区立大泉学園の通学区域は以下の通りです。小学校・中学校で通学区域が異なるため、必要に応じて学校選択制を利用することも可能です。
小学校 大泉学園町7丁目(5~26番)、8丁目(5~36番)、9丁目 中学校 大泉学園町6丁目(12~31番)、7丁目(5~26番)、8丁目(5~36番)、9丁目
■練馬区の学校選択制度について
練馬区では、中学校のみ自由選択制が採用されています。
学校選択制の利用を希望する際には、入学する年の前年10月ごろまでに選択希望票を提出する必要があります。学校によっては通学区域外からの入学は抽選となる場合があり、当選しなかった場合は通学区域内の中学に進学することになります。
学習環境でマンションのエリアを選ぶ②有名私立学校への通いやすさ
◆学区のない私立学校。しかし通学までの時間に制限を設けていることも
私立学校には基本的に通学区域(学区)が定められていません。
しかし、入学試験の応募要項には自宅から学校までの通学時間に決まりがある場合もあり、遠方からの通学が認められないこともあります。
また「親と同居していること」が求められることも多いため、子供だけを学校の近くに住まわせることも難しい場合もあります。そのため、私立学校の受験を考えているのであれば、ある程度住まいの場所は考えておく必要があります。
■女子校は通学時間が応募要項に含まれることが多い
特に女子校の場合、通学時間が定められていることが多いため、女子校への進学を考えている方は注意が必要です。
桜陰学園 入試要項 応募資格
「令和2年3月小学校卒業見込の者(保護者と同居のこと、通学時間は1時間位までが望ましい)」
参考:桜陰学園 入試要項 応募資格
■自転車での通学に制限がある学校も
通学時に自転車の使用を禁止している学校もあります。最寄り駅まで距離がある場合バスを使って駅までアクセスすることになりますが、バスは遅延が多く通学に支障をきたす可能性もあります。
そのようなことを見越し、最寄り駅まで歩いてアクセスできる住まいを選ぶ方も多くいらっしゃいます。
中学女子校の御三家と呼ばれるのが「桜蔭中学校」「雙葉中学校」「女子学院中学校」の3校です。 所在地はそれぞれ下記のとおりです。
桜蔭中学校・・・東京都文京区本郷 最寄り駅:JR中央・総武線「水道橋」駅
雙葉中学校・・・千代田区六番町 最寄り駅:JR中央・総武線「四ツ谷」駅
女子学院中学校・・・東京都千代田区一番町 最寄り駅:東京メトロ有楽町線「麹町」駅
■女子御三家は中央・総武線沿いが通いやすい
桜蔭・雙葉の最寄り駅が中央・総武線沿いのほか、女子学院もJR中央・総武線「市ヶ谷」駅より歩いて7分ほどの場所にあります。そのため女子御三家への進学を考えている場合、中央・総武線沿いに自宅があると通学に困りません。
また女子御三家は千代田区と文京区にあるため、該当区のほか隣接する台東区や新宿区という選択肢もあります。
中学男子校の御三家と呼ばれるのが「開成中学校」「麻布中学校」「武蔵中学校」の3校です。 所在地はそれぞれ下記のとおりです。
開成中学校・・・東京都荒川区西日暮里 最寄り駅:JR及び東京メトロ千代田線「西日暮里」駅
麻布中学校・・・東京都港区元麻布 最寄り駅:東京メトロ日比谷線「広尾」駅
武蔵中学校・・・東京都練馬区豊玉上 最寄り駅:西武池袋線「江古田」駅
■男子御三家はエリアが固まっていない
男子御三家はエリアが近いエリアに固まっておらず、共通して通いやすいエリアというのはありません。また募集要項に通学時間に関する決まりが記載されていないため、女子御三家への受験ほど住まいのエリアを気にしなくても問題ないでしょう(2020年度募集要項より/2019年10月現在)
しかし、通学時間が長くかかると通学も大変になり、自由に使える時間も短くなってしまいます。乗り換えができるターミナル駅へ出やすいエリアを選ぶなどを考えて、エリア選びをしていきましょう。
◆アクセスの良い立地を選ぶことで家族の時間も多くなる
アクセスの良い立地を選ぶことは子供の通学だけでなく、親の通勤時間を短縮することにもつながります。
通勤時間が短くなることにより、家族で過ごせる時間が増えるというメリットもあります。子供の学習レベルと家庭環境は密接に関係するということは、一般的にも言われていますね。アクセスの良い立地に住まいを購入し、子供の通学・親の通勤時間を短縮することで家族間のコミュニケーションが増え、子供の学習に良い影響を与えることもあるでしょう。
学習環境でマンションのエリアを選ぶ③区ごとの学力テストの結果を見てみる
◆学力テストの結果で学校や塾の学習レベルが予想できる
行政区の学力で住む場所を選ぶという方法もあります。区の学力レベルが高ければ学校の学習レベルが高いことも予想されるからです。
また、学校とは別に学習塾に通う場合、区の学力レベルが塾のレベルに関係していることも考慮しましょう。学力レベルが高い地区は塾の指導レベルも高いことが多いため、塾での勉強にも期待ができます。
行政区ごとの学習レベルは、東京都学習委員会が発表している区別の学力テストの結果を見ることである程度予想できます。参考にしてみてください。
参考:平成30年度「児童・生徒の学力向上を図るための調査」及び平成30年度「全国学力・学習状況調査」の結果について 資料1 区市別の調査結果
学区以外にもマンション選びで重視する点
子供の学力を伸ばすのは、学校や塾での勉強だけではありません。自然や他人と触れ合う中でさまざまな考え方や先を見通す力を身に付けることで、学習面にも良い影響を与えることがあります。
勉強面だけでなく「こんな子に育ってほしい」という理想がある場合、学区以外のポイントでも住むエリアを見てみましょう。
◆のびのびとした子に育ってほしいなら「自然環境」を重視
のびのびとおおらかな子に育ってほしい、という方針のご家庭には「自然環境」の豊かなエリアがおすすめです。近隣に土手のある河川があったり、大きな公園があるエリアであれば、日常的に自然の中で過ごすことができます。
外に出て遊ぶことで体力もつくため、運動も大切にしたいときには自然環境の良さを重視したいですね。
■「大島小松川公園」に近い、都営大江戸線「東大島」駅
定住地としても人気の江東区「東大島」駅より徒歩3分のところにある「大島小松川公園」。アスレチック広場やバーベキュー広場など子連れで楽しめる施設が揃っています。また、「親子かけっこ教室」や「ノルディックウォーキング」などのイベントも随時開催されており、飽きずに楽しめます。
「東大島」駅周辺で現在売り出し中のマンションはコチラをご覧ください。
◆子供の社会性を伸ばすなら「子供が多い地区」を選ぶのも良い
近隣に同世代の子供が多いことで子供に社会性が身に付き、人の気持ちを考える能力や集団行動が身に付くことも期待できます。また近所に同世代の子供がいれば保護者同士のコミュニティも広がりやすく、顔見知りが増え防犯面でも安心できるようになります。
東京都総務局統計部が発表している「学校基本統計速報(令和元年度版)」によると、東京23区の児童数は以下の通りです。
※クリックで大きくなります
参考:東京都総務局統計部 令和元年度 学校基本統計速報(学校基本調査の結果速報)小学校(総数)より
区の広さも関係するため「上位の区なら必ず近隣に子供が多い」とは一概には言えませんが、江戸川区などは一般的にも子供の割合が多いとされているエリアです。
エリアごとにマンションをお探しの方はコチラのページも参考にしてみてください。
関連リンク:東京リノベーションストア「エリアから探す」
◆安全に過ごしてほしいなら「治安が良い地域」も重要
子供の安全を考えるなら、地域の「治安の良さ」は気になるポイントですよね。
警視庁が発表している「区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」に記載されている犯罪認知件数の総合計を区ごとにまとめると以下のようになります。
※クリックで大きくなります
参考:平成30年 区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数
リンク先では町ごとの件数も確認できます。
■繁華街が多いエリアは犯罪発生件数も高くなりやすい
多くの人が集まりお酒に酔った人も多い繁華街の周りでは、犯罪発生件数が高くなる傾向にあります。また、風俗店など子供の教育上あまり良くないとされるお店がある場合も、そのエリアを避ける方は多いようです。
■用途地域を確認するのがおすすめ
「飲食店が多い繁華街の近くは避けたい」「住宅に囲まれたエリアがいい」そう思っても、検討する全てのエリアに実際に足を運ぶのは大変ですよね。そんなときには、そのエリアの「用途地域」を確認することをおすすめします。
「用途地域」とは建築できる建物の用途などを定めた地域です。たとえば第一種低層住居専用地域では「店舗・飲食店」のほか、「マージャン屋・パチンコ屋・射的場・勝馬投票券発売所」などの建築が不可とされています。このようなエリアを選べば、子育ての住環境としても安心ですね。
用途地域はコチラの「用途地域マップ」で簡単に調べることができます。気になる物件があるときには、用途地域を調べてみるのも良いでしょう。
外部リンク:用途地域マップ
学区だけじゃない!お部屋の間取りが学習環境に関わることも
玄関からリビングを通らずに居室へ入れる間取りの場合、家族が顔を合わせる時間が減りコミュニケーションが薄くなってしまう可能性があります。そのため物件探しの際に、「必ずリビングを通る間取り」を希望する子育てファミリーは多くいらっしゃいます。
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Aの間取りの場合、LDKを通らずに居室に入れてしまうため、子供の帰宅時に顔を合わせることができない可能性があります。Bの間取りであれば、玄関からトイレ以外の場所に行くときには必ずリビングを通る必要があり、必然的に家族が顔を合わせる機会が増えます。
近年は子供の「リビング学習」が学習面に良い影響を与えると注目を集めています。リビングであれば親の目があるため勉強に行き詰ったときに質問しやすく、またゲームや漫画などの誘惑に負けにくいというメリットがあります。
リビング学習には、リビングに備え付けられたデスクスペースがぴったりです。大人の目は届きつつ、机の周りに壁があるため勉強に集中しやすい環境になります。リビング学習を検討している場合には、リビングデスクのある間取りを選ぶのも良いでしょう。
※クリックで大きくなります
間取りを選ぶときには、子供の成長を考えることも大切です。
個人差はありますが、多くの子供は小学校高学年~高校生ごろに自分の部屋が欲しくなります。兄弟がいる場合は、子供部屋が複数必要になることもありますね。
対策としては、「広めの洋室を確保しておき、必要に応じて間仕切りやパーテーションで仕切る」方法や、「開放することのできる間仕切りのある部屋を選び、必要に応じて仕切る」などがあります。
とはいえ、子供の成長は予測のつかないことも多いもの。子供部屋を確保することに固執しアクセスの良くない場所に家を購入するより、アクセスの良い場所にコンパクトな住まいを購入し、必要に応じて住み替えるというライフスタイルも一般的になっています。
マンションでの子供部屋について、さらに詳しくはコチラの記事で紹介しています。ぜひご覧ください。
関連記事:子供部屋の間取り・レイアウトのコツとポイント
◆不動産会社のスタッフが思う、子育てに良いお部屋とは?
以下の記事では、東京リノベーションストアのスタッフが、リアルな子育てや子育て中の家選びについて語っています。ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:マンションと戸建てどっちがいいの?子育て中の営業スタッフがおすすめするお部屋選びのポイント!
また、東京リノベーションストアでは物件の購入だけでなく、売却のご相談も承っております。「子供が大きくなったら住み替える予定で家を購入したい」といったご相談も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。