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リノベーション費用を抑えるには?相場と節約ポイント4選!
[ライフプラン]
憧れの「リノベーション」。しかし「思っていたより高い!」という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?この記事では、そんな悩みを解消すべくリノベーション費用の節約のしかたを徹底解説!4つのポイントをおさえて、賢くおトクにリノベーションをしてみましょう。
目次
- 1.リノベーション費用の相場はいくらくらい?
- ・おおよその費用の目安
- ・60㎡のお部屋の場合
- 2.リノベーション費用を安くすませる4つのポイント
- ・施工会社を選ぶ
- ・リノベーションする箇所をよく考える
- ・部材のグレードを落とす
- ・DIYしてみる
- 3.物件購入+リノベーションもしくはリノベマンションがおすすめ
- ・住みながらリノベーションは大変
- ・時間に余裕があるなら、物件購入+リノベもおすすめ
- ・リノベ済マンションならすぐ引っ越しできる
- 4.リノベーションにはさまざまなメリットがある!
リノベーション費用の相場はいくらくらい?
◆おおよその費用の目安
リノベーションにかかる費用の目安は、工事の内容によって以下のようになります。
◆60㎡のお部屋の場合
では実際に、60㎡のお部屋をリノベーションしたときの費用の目安を計算してみましょう。
①クロス・フローリングの張替えのみ
クロス・フローリングの張替えのみを行った場合、費用は60㎡×1.8万円で、約108万円が費用の目安となります。
②クロス・フローリングの張替えと水回り設備4点を交換
①に追加して水回り設備4点(キッチン・浴室・洗面室・トイレ)の交換を行った場合、108万円+250万円で、約358万円が費用の目安となります。
③スケルトンリノベーション
室内すべてに、壁や設備を撤去して配管から新規設置するスケルトンリノベーションを行った場合、60㎡×11万円で、660万円が費用の目安となります。
リノベーションとリフォームの違いついて、詳しくは以下の記事をご覧ください。
関連記事:リノベーションとは?リフォームとの違いや手順について
リノベーション費用を安くすませる4つのポイント
リノベーションの費用は、どこを工事するか、どんな設備を付けるか、どの施工会社に依頼するかによって変わってきます。そのため、これらのポイントを見つめなおしてみると費用を抑えることができるケースがあります。
◆施工会社を選ぶ
リノベーション工事にかかる料金は、施工会社がそれぞれの基準で設定しています。そのため、施工会社を上手に選ぶことによってリノベーション費用を抑えることも可能です。
〇大きな施工会社は料金が高め
一般的に、大きな施工会社はリノベーションの料金を高めに設定しています。
これにはいくつかの理由がありますが、たとえば「施工をするスタッフとは別にリノベーションプランの説明をする営業スタッフがおり、人件費が多くかかるため料金が高めに設定されている」というようなことがあります。
〇小さな工務店は料金が安め
その点、施工をするスタッフが営業も兼ねているような小規模な施工会社は、大きな施工会社に比べて料金が低めに設定されているケースが多いです。
しかし、工事の品質などは会社によってバラつきがあることも。会社の施工例を良く見たり、工事の内容をしっかり聞いてみたりして、確認しておきましょう。
◆リノベーションする箇所をよく考える
〇使えるところは残すのもアリ
リノベーションにかかる費用を抑えるには、リノベーションをする場所を減らすという方法もあります。
すべてをリノベーションするのではなく、使えるところや気に入っている部分は残し、変えたいところだけをリノベーションするという方法です。
〇水回り設備の移動や新規設置はよく検討する
水回りの設備の設置や移動には、特に大きな費用がかかります。
水回りの設備の交換や移動を考えているが予算内におさまらない場合、「本当にその工事が必要なのか」をもう一度よく考えてみると良いでしょう。
◆部材のグレードを落とす
リノベーションの費用には、材料費も含まれています。
そのため、床材や建具にハイグレードなものを使用していると、それに伴って工事の料金も高くなります。費用を抑えたい場合、部材のグレードを落とすことも考えてみてもいいでしょう。
◆DIYしてみる
すべてを施工会社にまかせるのではなく、自分たちの手で工事を行うという方法もあります。
配管の工事など専門性の高い部分は施工会社に頼む必要がありますが、たとえば小さな棚の取り付けや照明器具の交換などであれば自分でも行えます。DIYが趣味の方であれば、壁に好きな色を塗ったり好きなクロスを貼ったりもできるでしょう。
費用を抑えるだけでなく、自分で家を作ったという思い出も作ることができます。
また引っ越しが終わってから少しずつ作業を進められるため、引っ越しまでに時間がないとき(賃貸アパートの退去時期が迫ってきているなど)にもおすすめです。
DIYとセルフリノベーションについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
関連記事:リノベーションとDIYの違いは?DIYのメリット・デメリット
物件購入+リノベーションもしくはリノベマンションがおすすめ
リノベーションの進め方には、大きく分けて3つのタイプがあります。
①今住んでいる家をリノベーション
②新しく家を購入し、リノベーションしてから引っ越す
③リノベーション工事済の家を購入する
このうち、おすすめは②または③です。
◆住みながらのリノベーションは難しい
今住んでいる家をリノベーションする場合、仮住まいの用意などが必要になります。
リノベーション工事は1か月以上かかることが一般的なため、その間は別の場所で生活しなければなりません。荷物などの移動も大変なため、あまりおすすめできないのです。
◆時間に余裕があるなら、物件購入+リノベもおすすめ
引っ越しの時期が決まっていない、あるいは時間に余裕があるときには、物件購入+リノベーションもおすすめです。
引っ越しの前にリノベーションができるので、今の家に住みつつ工事を進めることができます。
ただし、リノベーションの工事を開始できるのは物件の引き渡しが終わってから。
お部屋探しから引き渡しまでスムーズに進んでも最短でも約1か月はかかり、そのあとリノベーションを進めていくと、引っ越しができるのは2~3か月以上あととなってしまいます。
中古マンションを購入とリノベーションについての大切なポイントについて、詳しくこちらの記事でまとめています。
関連記事:中古マンションの購入とリノベーションで大切な6つのポイント
〇リノベ済マンションならすぐ引っ越しできる
賃貸の退去時期が迫っていたり、仕事やお子様の通学の都合で引っ越したい時期が決まっていたりすることもありますよね。そんなときには、リノベ済マンションの購入もおすすめです。リノベ済のお部屋であれば工事は完了しているため、引き渡しのあとすぐにお引っ越しができます。
リノベーションにはさまざまなメリットがある!
自分の好みの間取りを考え、オリジナリティのあるお部屋に住むことができるリノベーション。中古のお部屋を工事するため、新築マンションよりも安く購入できるというのもメリットのひとつです。
リノベーションのメリットについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。リノベーションを行うときに確認したいポイントについても解説しているので、ぜひ参考にしていみてください。
関連記事:知っておきたい!リノベーションのメリット