中古マンション内覧で使いたいチェックリストを公開!

[不動産知識]

忙しい毎日の中でなんとか時間を作って向かう中古マンションの内覧。せっかくなら一度の内覧で見るべきところをしっかりとチェックし、お部屋選びに活かしたいですよね。この記事では宅地建物取引士監修のもと作成した「内覧チェックリスト」を大公開!マンション内覧の際はぜひご活用ください。

目次

内覧の前にしておきたいことは?

◆希望の条件を再確認

物件に求める希望の条件をもう一度確認し、整理しておきましょう。

内覧に行くと、希望の条件のお部屋でなくても内装や景色の良さなどに舞い上がってしまい、考えていた「譲れない条件」がブレてしまうことがあります。

本当に自分の希望通りのお部屋を見つけるために、条件を改めて見直しておきましょう。

◆確認したいことや聞きたいことをまとめておく

内覧の時に確認したいことや聞いておきたいことをまとめておきましょう。

内覧が初めてだったりすると、あとになってから「あそこを見ておけばよかった」「あれを聞いておけばよかった」と思うこともあります。

確認したいことの整理やメモには、【印刷してもっていこう!内覧チェックリスト】に掲載している「内覧チェックリスト」をぜひご活用ください。

◆持っていきたい家具のサイズは測っておく

現在のお住まいから新居へもっていきたい家具がある場合は、サイズを測っておきましょう。 特にベッドやテーブル、大きなタンス、食器戸棚、家電類などはサイズをメモしておくと安心です。

 

中古マンション内覧時に注意したいポイント 

◆内覧に行く時間に注意

お部屋の状況は日にちや時間によって異なることがあります。

例えば日当たりの状況は朝と夕方で違うことがあるため、「内覧に行った夕方は西日が差していたけど午前中は日が入らない」ということも。

また騒音も、「内覧に行った休日は車通りが少なかったけど、平日は車通りが多く音がうるさい」ということがあります。

〇内覧は、家で過ごすことが多い時間帯に行けるとベスト

内覧には、「家で過ごすことが一番多い」という時間帯に行けるといいですね。
心配な場合には、時間をズラして再度見に行ってもいいでしょう。

◆採寸するときは、玄関や玄関までのアプローチも確認

家具や家電の搬入に備えて採寸をする場合、玄関や玄関までのアプローチも確認しておきましょう。大きなテーブルなどは共有廊下や共有のエレベーターを通れないこともあるため、共有部分の幅や天井高も確認しておくことが大切です。

◆水圧を確認

築年数が経過しているマンションだと、排水管などの劣化が進み水圧がとても弱いことがあります。ですので、可能であれば水を出してみて実際の水圧を確認しておくと安心です。

ただし、物件によっては水を出すことが禁止されている場合もあります。水を出すときには同行している不動産会社のスタッフに許可を取ってからにしましょう。

◆居住者がいる場合は?

売りに出されている物件には空室のものだけでなく、現在の所有者が居住中のものもあります。多くの場合居住者の方の立ち合いのもと内覧することになります。

この時の場合は以下のポイントを押さえておきましょう。

〇住んでいる人にしか分からない情報を聞いてみよう

居住者立ち合いの内覧は、実際に住んでいないと分からない情報を聞くチャンスです。
特にマンションの自治会や総会の雰囲気や状況については不動産会社でも把握しにくい部分。せっかくの機会なので、ぜひ居住者に聞いてみましょう。

〇心象が悪くならないよう、礼儀正しく

お部屋を誰に売るのか、という最終決定権は物件の所有者(売主)にあります。そのため、売主からの心象が悪くならないよう一般的な範囲内の礼儀は守りましょう。
心象が悪いと売り主は「購入するといってもキャンセルするのではないか?」「今後のやりとりにも不備があるのではないか?」といった不安を抱きます。
そうすると購入を受け入れてもらえないこともあるため、振る舞いには気を配っておきましょう。

◆持ち物は?

〇メジャー

メジャーは持っていくと良いでしょう。家具や家電の搬入に備えて室内や共用部の寸法を測っておくと引っ越しがスムーズに進みます。

〇写真が撮れるもの(携帯電話など)

1日に複数の物件を見に行くと、ひとつひとつの物件の記憶が薄れがちです。
あとになって「あの物件の浴室はどうなっていたっけ…?」といったことにならないよう、内覧時に写真を撮っておくと良いでしょう。
ただし、写真を撮るときには必ず確認を取ってからにしてください。特に所有者が居住中の場合、無断で写真を撮るとトラブルになることもあります。

 

印刷してもっていこう!内覧チェックリスト 

宅地建物取引士監修のもと、中古マンションの内覧時に使いたい「内覧チェックリスト」を作成しました。

以下のリンクよりダウンロードし、ぜひ内覧のときにご活用ください。

◆◆内覧チェックリストのダウンロードはコチラ◆◆

※クリックで大きくなります

上記リンク先には、GoogleスプレッドシートやExcel用のデータもご用意しております。ダウンロード後、ご自分が使いやすいようにアレンジしてご使用いただくことも可能です。

※ダウンロード等により直接又は間接に生じた損害や損失等について、当社は一切の責任を負いません。あらかじめご了承ください。

 

不動産会社に聞いておきたいこと 

◆修繕の履歴や計画

マンションの寿命は適切な修繕によって長くなります。そのため「今まできちんと修繕が行われていたか」という点と「今後の修繕の計画は立っているのか」という点は必ず確認しておきましょう。

◆修繕積立金の状況(金額・滞納)

修繕にはまとまったお金が必要です。

修繕のための費用は居住者が少しずつ修繕積立金を出し合い積み立てていますが、マンションによっては滞納が多く十分な金額が溜まっていないことがあります。修繕積立金の状況も確認しておきましょう。

◆ 自分でリノベーションするなら管理規約などを確認

自分で内装のリノベーションプランを考える場合、マンションの管理規約も確認したいポイントです。 多くのマンションは管理規約上で内装工事についての規約を設けているためです。

例えば「床には防音機能のある床材を使うこと」や「工事の1か月前までに管理組合に申請を出すこと」といった規約があります。リノベーション工事を始めてから困らないために、事前に確認しておきましょう。

 

内覧のあとの返事について 

◆返事のコツ

「せっかく内覧に行ったお部屋だけど気に入らなかった」という場合もありますよね。

このときは、どう返事をしたらいいのでしょうか?

〇気に入らなかった場合は理由を具体的に伝える

気に入らなかった場合は、「どの部分が気に入らなかったのか」を具体的に不動産会社に伝えましょう。例えば「内装は気に入ったけど騒音が気になった」や「景色は良いけどマンションの共有部が古くて怖かった」など。
そうすることで不動産会社も「家に求めていること」が分かり、より希望に合ったお部屋を紹介することができます。

〇返事がしにくい場合はメールでの返事もOK

不動産会社に「気に入らなかった」という返事がしにくいという場合もあるかもしれません。そのようなときはメールでも良いので返事をしておきましょう。
仲介会社のスタッフは、内覧のあと物件の売り主に「お部屋が気に入られたかどうか」の結果報告をする必要があります。
そのため、返事をもらうまで繰り返し連絡をとってくることがあります。電話やメールがあった際には早めに返事をしておきましょう。

◆購入する場合、そのあとの流れは?

お部屋を気に入って「購入したい」と返事をした場合、購入や引き渡しの手続きに向けて動いていくことになります。お引っ越しまでには、住宅ローンの審査や不動産売買契約、住宅ローン契約などの手続きや契約が必要になります。

中古マンション購入までの流れについては、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

関連リンク:【宅地建物取引士監修】中古マンション購入の流れと注意

この記事を書いた人

編集部

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