花粉 高層階

マンションの高層階にも花粉は飛んでくる?影響力や対策について解説

[住まいのお役立ち情報]

春先にかけて多くの日本人の方が悩みを抱えている花粉症。マンションの高層階では、花粉の影響が少ないのではないかとお考えの方もいるかもしれません。実際に花粉が飛散する範囲について解説しながら、マンションならではの花粉症対策についてもご紹介します。

目次

花粉の影響力はマンションの高層階まで及ぶのか?

花粉の被害が多く発生するのがスギ花粉が飛散する春の季節。首都圏では、東京の奥多摩地方や埼玉県の秩父地方などの山奥からスギ花粉が飛散してきます。

首都圏では高層マンションも多く建ち並んでおり、花粉対策として高層マンションを選択する人もいるのではないでしょうか。本記事では、実際に花粉はどの高さまで飛ぶのか解説していきます。

高層階 花粉

◆花粉はどこまで飛んでくる?

スギ花粉の場合、地表から600m付近まで飛んでくるという観測データがあります。それに対してタワーマンションと呼ばれる高層マンションの高さは約200~300m。残念ながら高層階でも花粉の影響を受けると考えた方がよいでしょう。

◆花粉の動きについて

スギ花粉の大きさは30ミクロン。近年問題となっているPM2.5は2.5ミクロンと考えるとスギ花粉は比較的大きく、浮遊している時間も少ないのです。一度地面に落ちた花粉は、無風状態であれば2m以上は舞い上がりません

とはいえ、屋外で無風状態というのはほとんど有り得ないことであり、春先は風が強く吹く季節です。高い場所における花粉の動きに関しては、まだ研究が進んでいないため未知数ではありますが、高度になればなるほど風は強く吹くため、花粉が飛んでくる可能性も十分に考えられます。

◆花粉の侵入経路

マンションの場合、共用部では住人が出入りするエントランスから花粉が侵入してきます。その他にも内廊下設計ではないマンションは、各部屋の玄関からの侵入も十分考慮しておく必要があります。また、室内では窓ガラスなどの開口部から花粉が多く侵入してきます。

キッチンやバスルームにある換気口から花粉が侵入することもあるため、注意が必要です。

高層階に合わせた花粉対策

マンションの10階部分など高層階に住んでいる方に向けた花粉対策をご紹介します。

◆エントランスに入ったら花粉を除去

外出から帰ってきたらまず、マンションのエントランス部分でコートや髪の毛などについた花粉をはたき落とすようにしましょう。前述したように花粉は無風状態であれば舞い上がることもなく地面に沈殿します。できる限りご自宅の玄関前ではなく、エントランスに入った時点ではたき落とすことを心がけてください。

近年のマンションでは「花粉除去ブース(エアシャワーなど)」が設置されていることもあるので、そのような共用設備も活用しましょう。

エアシャワー

◆玄関付近でさらに花粉を除去

マンションの高層階に住んでいる場合、花粉の侵入経路として一番に考えられるのが玄関です。玄関に入ってすぐの場所に空気清浄機やコートについた花粉を落とすブラシを用意したり、コートは室内に持っていかずに玄関の壁にかけておくことで、居住空間への花粉の侵入を最小限に抑えることができます。

◆24時間換気システムに高機能フィルターを設置

花粉が飛散している季節は、窓を開けて換気をすると花粉が室内に侵入してしまうため、長時間の換気は難しいものがあります。さらにマンションには、24時間換気システムが設置されています。

24時間換気システムとは、2003年7月以降の改正建築基準法の施行によりマンションに設置することが義務付けられたもので、室内の空気を循環させてシックハウス症候群などの予防をします。24時間空気を循環させているということは、花粉も室内に入ってくるということです。

対策としては、24時間換気システムに高機能フィルターを設置することをおすすめします。花粉よりも粒子の小さなPM2.5も意識してブロックできるフィルターだと、より効果を期待できるでしょう。フィルターの定期的な交換も重要です。

花粉フィルター

(出典:Amazon

一般的な花粉対策も忘れずに

◆洗濯物・布団は室内で干す

バルコニーに洗濯物や布団を干すと、湿った状態の衣類に花粉が付着しやすくそのまま乾燥して室内へと侵入してしまいます。できる限りサーキュレーターを利用した室内干しをするか、バスルームに浴室乾燥機があるご家庭は浴室乾燥機を活用しましょう。

どうしても屋外で干したい場合は、花粉の少ない早朝や夜中に干すなどの時間帯の工夫が必要です。

◆花粉は拭き取って掃除する

床などに落ちた花粉は、そのままの状態にしておくと再び舞い上がってしまう恐れがあります。また、掃除機を使うと排気によって舞い上がってしまうため、濡れた雑巾やワイパーを使った拭き掃除をしましょう。人の動きで舞い上がることもあるので、朝一番に掃除するのがおすすめです。

◆屋内の湿度を高くする

花粉は乾燥した空気であればあるほど舞い上がりやすくなります。そのため、加湿器などを利用してお部屋の湿度をこまめに管理しましょう。

乾燥対策については、以下の記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。

(関連記事:『お部屋別:おすすめの乾燥対策!エアコンの感想におすすめの対策とは?』)

◆光触媒のインテリアを設置

光触媒とは、酸化チタンなどを含む物質に対して光を当てることにより、花粉やウイルスなどが分解され有機物に変える物質のことをいいます。

光媒介加工をしたカーテンやフェイクグリーンなども販売されており、室内に設置をすることで花粉対策にも役立ちます。

光触媒カーテン

(出典:Style D’art 光触媒・遮像レースカーテン エアクリーン

光触媒 フェイクグリーン

(出典:光の楽園公式ショップ

まとめ

今回は高層階のマンションにおける花粉についてご紹介しました。

マンションの高層階に住んでも、必ずしも花粉の影響を受けないわけではありません。今回ご紹介したような対策を各お部屋でしっかりと行うようにしましょう。

なお、高層マンションや大規模マンションであればエアーシャワーのような最新のウイルス対策設備が整っている可能性もあります。花粉にお悩みの方は、そうした設備を利用できる高層マンションを探してみることもおすすめします。

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