マンションに引っ越したら挨拶は必要?メリットや注意点を踏まえて解説

マンションに引っ越したら挨拶は必要?メリットや注意点を踏まえて解説

[住まいのお役立ち情報]

新居への引っ越しの際に行う「引っ越し挨拶」。「挨拶は必ずするべき?」「手土産は持っていくべき?」など、悩んでしまうポイントも多いかと思います。この記事では引っ越し挨拶のメリットから、挨拶時のマナーまでしっかりと解説していきます。

目次

マンション引っ越し時に挨拶するメリットと注意点

新しい住まいが決まり引っ越しの段取りが進むと、考え始めたいのが「近所への引っ越し挨拶」のことです。特に隣接住戸との関わりが深いマンションでは、引っ越し挨拶がその後の暮らしにも影響を与えます。

まずは、マンションへの引っ越しにおける挨拶のメリット注意点について見ていきましょう。

◆挨拶のメリット①トラブル防止効果や防犯効果

引っ越し挨拶には第一に「ご近所に好印象を与えられる」というメリットがありますが、それだけではありません。今後のトラブルを防ぐ効果もあるのです。

〇マンション内のルールを知り、ゴミ出しなどのトラブルを防ぐ

マンション内には「管理規約」などには記載されていない暗黙のルール”や”ローカルルール”が存在することあります。
特にゴミ出しなどに関してはマンション内でルールが決まっていることもあり、間違えると近所から悪い印象を持たれてしまうことも。もちろん管理規約などに明言がない以上こちらだけが悪いわけではありませんが、できればマンション内のルールを守り穏やかに暮らしていきたいですよね。
引っ越し挨拶の際に近所の人からマンション内のルールを教えてもらっておけば、このようなトラブルを減らすことができます。

〇小さい子供がいる場合、騒音の苦情を減らす効果も

挨拶をしておくことで子供が出す足音や声などの騒音に寛容になってもらえる可能性があります。
同じ騒音でも、両親や子供の顔を知っている家庭が出す騒音と、顔も知らない人が出す騒音であれば、前者のほうが寛容になれるという人は少なくありません。引っ越し先がファミリーの多いマンションの場合は「多少の騒音はお互い様」という雰囲気があるケースも多いので、挨拶をしておけば多少の騒音は大目にみてもらえることもあります。
ただし、挨拶によって寛容になれるレベルを超える騒音を出してしまえば苦情がくる可能性はあります。挨拶をしたからといって安心せず、騒音対策などはしっかりと行っておきましょう。

〇地域の見守り体制を利用して子供の防犯

挨拶をして居住者と顔見知りになることで、子供が犯罪に巻き込まれる危険性を減らすことができます。
マンション内や近所で子供がひとりで遊んでいたときなど、顔見知りであれば見守ってもらえることもあるでしょう。また子供のお留守番が多い場合、近所に知り合いがいることで、いざというときに助けを呼べる可能性が上がります。引っ越し時だけでなく、日常的に近所の住人とは挨拶をしておくようにしましょう。

◆挨拶のメリット②:災害や事故時の安心感が違う

地震や台風などの自然災害の際、近所の住人と顔見知りになっておくことで安心感が増します。また近隣の災害情報や避難場所の情報を聞けることもあるでしょう。災害時だけでなく、災害後にマンションにトラブルが起きた際にも近所に顔見知りの人がいると対処がしやすくなります。

近所に住んでいる人であっても、お互い見ず知らずだといざというときにも声をかけにくく協力するにも時間がかかってしまいます。いざというときのために近所の人とはよい関係を築いていきましょう。

◆挨拶についての注意点:一人暮らしの場合は挨拶しないほうが良いケースも

ここまで引っ越し時の挨拶のメリットをお伝えしてきましたが、挨拶をしない方が良いケースもあります。特に一人暮らしの引っ越しの場合、挨拶をしないほうが良いことも多いでしょう。

〇女性の一人暮らしは近隣に知られない方がよい場合も

「私は女性の一人暮らしです」と近隣に伝えることがトラブルや犯罪につながることもあります。特に隣接住戸に住んでいるのが男性の場合、思わぬ犯罪に巻き込まれる危険性もあります。
どうしても挨拶が必要な場合や近隣に住んでいるのがどんな人か確認したいという場合は、知り合いの男性に同行してもらい、2人暮らしのように見せるのも一つの手です。

〇男性の場合、一人暮らしの女性に警戒されてしまうことも

逆に一人暮らしの男性の場合は、一人暮らしの女性の家へ挨拶に行った際、警戒されてしまうことがあります。
多少警戒されることは仕方ありませんが、気軽に挨拶に行くことによってよくない噂を立てられてしまうケースもあります。直接挨拶に行くかは慎重に判断するようにしましょう。

〇一人暮らしの場合、手紙での挨拶や管理人を通しての挨拶が安心

「隣近所に全く挨拶をしないというのは気になる」という方も多いでしょう。そんなときには、管理人や大家さんを通して挨拶をすると安心です。管理人などがいない場合には、ポストに簡単な挨拶の手紙を入れておいてもよいでしょう。

引っ越し挨拶はいつ、どこまで行えばいい?

「挨拶をしよう」と決めたあとは、「いつするのか?」「どこの家の人にまでするのか?」ということを考えていきましょう。

◆マンション内で挨拶するべき範囲は?

〇両隣と上階・下階はマスト

住んでいる階が同じで顔を合わせることが多い両隣の住戸には挨拶をしておきましょう。
また、上階・下階の人にも挨拶をしておくと無難です。下階の人には自分たちの足音が伝わりやすく、騒音トラブルになりやすいためです。また、配管などにトラブルが起こり水漏れが発生した場合、上階・下階の人と連絡を取らなければならなくなるケースがあります。
左右および上下の住戸には挨拶をしておきましょう。

〇戸数が少ないマンションでは全住戸に挨拶した方がいい場合も

戸数が多い(10戸以上)マンションであれば、左右・上下の住戸に挨拶をしておけば十分です。しかし戸数が少ないマンションの場合は、全住戸に挨拶をした方がよい場合もあります。
例えば総戸数が4戸(1階に2戸)の場合、上階or下階と隣の住戸の2戸に挨拶をすると、挨拶をしていない住戸が1つだけになってしまいます。そうするとその1戸の住人に「うちにだけ挨拶に来ていない」と悪い印象を持たれてしまうケースがあるのです。
判断に困る場合には、まず上下・左右の住戸に挨拶に行き、その際に「他の住戸にも挨拶をした方がよいでしょうか?」と聞いてみるといいでしょう。住んでいる人の性格などを知っている場合、アドバイスをもらえることがあります。

◆挨拶のタイミングは?いつすべき?

〇引っ越し前日までに済ませておくと安心

引っ越し当日は、家具の搬入などで物音を立てたり通路をふさいでしまったりする可能性があります。そのため引っ越しの前日までに挨拶をしておくと好印象です。早すぎても忘れられてしまうことがあるため、1週間前~前日あたりに挨拶ができるとよいですね。
とはいえ、引っ越し先が遠方の場合など、引っ越し前に挨拶ができない場合もあるかと思います。その場合は、引っ越し当日から2~3日以内には挨拶をするようにしましょう。当日の場合は、家具などの搬入が始まる前に挨拶ができると安心です。

〇時間は10時~20時あたりが常識的

挨拶をする時間ですが、10時~20時あたりが常識的とされています。忙しい朝の時間に挨拶に行くと迷惑がかかる場合がありますし、夜遅くに挨拶に行くと警戒されてしまいます。

◆直接挨拶できなかった場合は?

挨拶にいった際に不在だった場合は、時間帯や日を改めて再度訪問しましょう。2~3度訪問しても会えなかった場合、手紙などで挨拶をするのが基本的なマナーです。不在だからといってなにもせずに過ごしてしまうことのないようにしましょう。

また、2~3度訪問して会えなかったからといって、5度以上訪問するのはやめておきましょう。「しつこい人」という印象を持たれてしまったり、警戒されてしまう場合があります。

引っ越し挨拶におけるマナー

引っ越し時の挨拶の際には、基本的なマナーを抑えておきましょう。

◆手土産は必ず用意する

手ぶらでの挨拶は「常識がない」と思われてしまう危険性があります。高価なものである必要はありませんが、手土産は必ず用意しましょう。

〇手土産は日用品やギフトカードがオススメ

手土産には、洗剤・タオル・ラップといった誰がもらっても困らない日用品がオススメです。またギフトカードも汎用性が高く、悪い印象を持たれません。ギフトカードであれば手紙に同封して郵便ポストにも入れやすいため、直接挨拶ができなかった場合にもよいでしょう。

〇食品は避けた方が無難

お菓子・お茶などの食品には抵抗を感じる人もいるので、避けた方が無難です、好みの問題もありますし、アレルギーなどで食べられない可能性もあります。
特に直接挨拶ができなかった場合、見ず知らずの人からもらった食品では食べるのをためらう人も多いでしょう。はじめの挨拶の際には、食品は避けておきましょう。

◆身だしなみは適度に整える

初対面の人への印象はほとんど外見で決まります。身だしなみは適度に整えていきましょう。

〇服装はキレイめな普段着でOK。堅苦しい洋服やスーツは避ける

清潔感のある服装であれば普段着で問題ありません。引っ越し当日だと動きやすい恰好をしていることも多いかと思いますが、ジャージやスウェットなどは避けるようにしましょう。
また、第一印象が大切だからといって堅苦しい洋服やスーツで行くと警戒されてしまうこともあります。服装はシンプルな普段着で行きましょう。

〇ヒゲや髪、メイクも整えて

男性ならきちんとヒゲを剃る(整える)のを忘れないようにしましょう。女性の場合は軽くメイクをすると好印象です。ただし、派手なメイクは避けておいた方が無難です。
髪が乱れていると不衛生な印象を持たれてしまうので、男女とも髪型も整えておきましょう。

◆挨拶時には相手のことを考えたマナーを

〇挨拶は手短に1~2分で

相手の性格などにもよりますが、挨拶は手短に1~2分で済ませるのが基本的なマナーです。長話をすると相手の負担になってしまうので、適度なところで切り上げましょう。

〇家族構成や仕事内容を簡単に伝えられると好印象

相手が急いでいる雰囲気を出していない場合、こちらの家族構成(子供の有無)や仕事内容などを簡単に伝えられるとよいですね。
特に子供の有無を伝えておくと騒音トラブルを防ぐ効果も期待できるため、言っておくとよいでしょう。また、ペットがいる場合も伝えておくとよいですね。
仕事内容については生活リズムの予想ができる程度で問題ありません。例えば「休みが平日なので土日も留守のことが多い」や「在宅仕事なので基本的に家にいる」などです。仕事内容を詳しく話すと人によっては「自慢」と受け取られてしまうこともあるため、簡単に伝えるようにしましょう。

〇部屋の中をジロジロと覗かない

相手の人柄や家の中が気になる気持ちはわかりますが、部屋の中をジロジロと覗きこまないようにしましょう。相手の顔から視線をそらすとあらぬ誤解を招くことにもなるため、注意が必要です。

まとめ

人の印象は第一印象でほとんど決まるといわれる通り、引っ越し時の挨拶はその後の暮らしに大きく影響します。とはいえ、一人暮らしの場合など挨拶をしない方がよいケースも多いため、柔軟に対応しましょう。慣れない引っ越しの際にはなにかとミスが起こりがちですが、挨拶の際はできるだけ失礼のないようにしたいですね。

また、引っ越してしばらくしたあと、近隣に新しく引っ越してきた人が挨拶にきた際には「自分も引っ越しのときは大変だったな」という気持ちを思い出し、多少のことは大目にみてあげましょう。マナーを大切にしつつ、寛容な心を持つことが平穏なマンションでの暮らしにつながりますよ。

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