不動産の内見予約は電話の方がお得!?電話予約のメリットやコツなどを解説!

[不動産知識]

不動産の内見予約の多くはメールでの問い合わせがほとんど。しかし電話で問い合わせた方が、様々な面でメリットも多いという事実はご存知でしょうか。今回は、不動産の内見予約を電話で問い合わせるときのメリットやコツなどを解説します!

目次

  • 1.電話予約のメリット
    • ・内見予約が優先的に取れる
    • ・細かな疑問点などを直接質問することができる
    • ・良い不動産屋かどうかの判断ができる
    • ・不動産屋独自の特典などを受けられることも
  • 2.不動産屋に問い合わせる前に準備しておくこと
    • ・問い合わせる物件のページを表示させておく
    • ・自分のお部屋探しの条件をメモなどに書き出しておく
    • ・内見のスケジュールなど候補日を予め決めておく
  • 3.不動産屋への電話のかけ方とコツ
    • ①内見予約のパターン
    • ②希望条件を伝えてお部屋探しをしてもらうときのパターン
    • ③その他、お部屋の詳細について聞きたいときのパターン
  • 4.迷惑な電話勧誘を受けないために
    • ・できる限りひとつの不動産屋に絞ってお部屋探しをする
    • ・会社の評価やHPなどを確認する
    • ・問い合わせ専用ダイヤルから電話をする

電話予約のメリット

近年、インターネットやSNSが普及した影響により、電話に対する抵抗感を抱く人も多いのではないでしょうか。実際に不動産に限らず、メールやチャット形式で気軽に問い合わせができる企業やお店なども多くなっています。

そうした中、不動産屋に電話予約するメリットとは何なのか?と疑問を抱く方のために、まずは電話予約のメリットをご紹介します。

◆内見予約が優先的に取れる

電話での問い合わせは、不動産屋からしても嬉しい問い合わせです。そのため、電話で問い合わせていただいたお客様に対しては、内見の予約も融通が利くことが多いのです。

例えば「当日すぐに内見したい」と問い合わせれば、スケジュールの調整や内見の手配などもすぐに準備に取り掛かります。前述したように近年はメールでの問い合わせが多い分、電話問い合わせのお客様は大変貴重な存在であり、不動産側の立場からしても大切にしたいと思うからこそ、より丁寧な接客やサービスを心がけてくれることでしょう。

◆細かな疑問点などを直接質問することができる

メールでお部屋探しの条件などを記載して問い合わせることもできますが、どうしても返信に時間などがかかってしまうことがあったり、思っていた回答ではなかったりという懸念点もあります。

しかし電話なら、その場で質問することができるので話の食い違いなどが起こらず、気になっていた事がすぐに解決することもできます。営業スタッフが相手ならその場でお部屋の周辺の環境やマンション管理のこと、お部屋探しのポイントなどお得な情報も教えてもらえることもあり、電話で問い合わせするのメリットのひとつです。

◆良い不動産屋かどうかの判断ができる

電話なら、相手の声色や話し方を知ることができ、言葉遣いが丁寧だったり自分の話をしっかりと聞いてくれるなどの印象を知ることができます。電話対応のマニュアルなどしっかりと研修されている不動産屋なら、安心してお部屋探しを任せられます。

また、お部屋のメリットばかりではなく、デメリットや注意点などもしっかりと話してくれる不動産屋かどうかも、良い不動産屋を見極めるポイントです。

◆不動産屋独自の特典などを受けられることも

不動産屋によっても異なりますが、電話で内見予約をすると様々な特典を受けられることがあります。例えばクオカードやamazonギフト券のプレゼントなど。(SUUMOなら物件情報のプレゼント情報欄に記載があります)

会社情報などのwebページや不動産屋の公式HPにもプレゼント情報の記載がある場合もあるため、問い合わせる前に要チェックです。

不動産屋に問い合わせる前に準備しておくこと

電話予約の準備

◆問い合わせる物件のページを表示させておく

お部屋探しをする際、多くの方はネットから問い合わせることが多いと思います。その際、PCならその物件ページを表示させた状態で電話をかけてください。スマートフォンの場合は、「物件名」と「物件の価格or階数」の項目(問い合わせた際に、不動産屋から初めに聞かれる項目になるため)は最低限メモに書いてから問い合わせるようにしましょう。

◆自分のお部屋探しの条件をメモなどに書き出しておく

前述した「物件名」と「物件の価格or階数」の他に、ご自身がどんなお部屋を求めているのかを、メモに書き出しておきましょう。不動産屋からよく聞かれる項目を以下にまとめました。以下の項目すべてを書き出す必要はありません。迷っている部分や不明瞭な点は、そのまま伝えてください。とはいえ、より具体的な条件が決まっている方はできる限り条件を書き出しておくと、不動産屋もより親身になってお部屋探しを手伝ってくれます。

  • 予算(何万円台まで/住宅ローンの場合月々の支払い額の上限など)
  • 広さ(何㎡/間取りなど)
  • エリア(何区/沿線・駅)
  • 築年数(新耐震基準適合していた方が良いなど)
  • 駅徒歩(徒歩10分圏内が良いなど)
  • その他条件(ペット可、駐車場有、2階以上、オートロック完備など)

◆内見のスケジュールなど候補日を予め決めておく

内見の希望がある方は、ご自身のスケジュールを予め決めておきましょう。当日に内見したい場合でも、他のお客様と時間が被らないようにスケジュールの調整する必要があるのです。

また、現地マンションのエントランスで待ち合わせるのか、最寄りの駅で待ち合わせるのかなど待ち合わせる場所も決めておくとスムーズです。不動産屋にもよりますが、ご自宅に車で迎えに来てくれる場合もあります。また、一度不動産屋の事務所に出向いてから、車などで案内する事例もあるため、ご自身の希望を伝える準備もしておきましょう。

不動産屋への電話のかけ方とコツ

それでは、ここからは実際に電話をかけた際によくあるパターンごとに実例をご紹介します。

電話内見予約

①内見予約のパターン

 不動産屋 お電話ありがとうございます。株式会社○○でござます。

 お客様 ○○といいます。○○マンションの内見をしたいのですが。

 不動産屋 お問い合わせありがとうございます。確認しますので、物件の価格か階数は、わかりますでしょうか?

 お客様 ○○万円の3階のお部屋です。

 不動産屋 かしこまりました。内見の希望日時はございますでしょうか?

 お客様 今週の土曜日の午前中に内見したいです。

 不動産屋 ありがとうございます。スケジュールの方を確認しますので、少々お待ちください。(保留中)お待たせいたしました。○月○日の10時からのご内見で、ご都合よろしいでしょうか?

 お客様 大丈夫です。お願いします。

 不動産屋 かしこまりました。ありがとうございます。当日のお待ち合わせは物件のエントランス前でもよろしいでしょうか?

 お客様 はい。大丈夫です。

 不動産屋 ありがとうございます。それでは当日、担当の○○というものがご案内させていただきます。……

 

人気の物件や問い合わせたタイミングによって、すぐに予約が確定できない場合もあります。希望の日時などは時間の幅を利かせるなど複数の条件を予め準備しておくとスムーズに内見の予約ができます。

②希望条件を伝えてお部屋探しをしてもらうときのパターン

 不動産屋 お電話ありがとうございます。株式会社○○でござます。

 お客様 ○○といいます。○○エリアで○○万円台のマンションを探しているんですが、、

 不動産屋 かしこまりました。他にもお部屋の広さなどご希望の条件はございますか?

 お客様 そうですね、50㎡以上で新耐震基準に適合したマンションだと嬉しいです。

 不動産屋 かしこまりました。弊社の方でお客様の条件に当てはまる物件をいくつかピックアップして、後程メールなどで資料をお送りいたします。……

 

お部屋探しをしてもらう場合、電話以外にも不動産屋への来社を促されることもあります。営業スタッフと対面しながらその場で一緒に販売図面などを比較したり、写真やハザードマップなどでエリア情報なども確認したりしながらお部屋探しができるため、来社してお部屋探しをするのもおすすめです。

③その他、お部屋の詳細について聞きたいときのパターン

 不動産屋 お電話ありがとうございます。株式会社○○でござます。

 お客様 ○○といいます。○○マンションについて初期費用とペットが飼えるか知りたいのですが、

 不動産屋 かしこまりました。詳しい営業担当にお電話お繋ぎいたしますので、少々お待ちください。(保留中)

 不動産屋 お電話代わりました。担当の○○です。○○マンションの初期費用とペットが飼えるかどうかのご質問でお間違えないでしょうか?

 お客様 はい。お願いします。……

 

設備や条件などインターネットなどだけではわからないことは、積極的に質問しましょう。初期費用の質問の際は、ご自身の予算なども併せて伝えると実際に購入することが可能かどうかなどもその場で回答してもらえることもあります。

迷惑な電話勧誘を受けないために

電話での問い合わせに抵抗のある方の多くが、しつこい電話勧誘にあってしまうのではないかと不安を抱えていることでしょう。実際に、そのような勧誘にあわれた方の書き込みなどを目にすることもあるかもしれません。

とはいえ、すべての不動産屋がそうした迷惑な電話勧誘をしているというわけではないのです。親切丁寧な接客を心がけ、お客様の立場や状況に合わせた電話勧誘を行っている不動産屋も存在します。

もし迷惑な電話勧誘にあったときには、ハッキリと断ったり着信拒否などの対策を行ったりすることも可能です。ここでは事前にできる迷惑な電話勧誘を受けないためのポイントをご紹介します。

◆できる限りひとつの不動産屋に絞ってお部屋探しをする

ネット上に掲載されているお部屋のほとんどは、どの不動産屋でも紹介することが可能なのです。

そのため気になったお部屋が複数あった場合、それぞれ問い合わせる必要はなく掲載している不動産屋を比べてあなたが信頼できると感じた不動産屋に問い合わせてください。その際に、別のお部屋も気になっている旨を伝えると、一緒に内見の手配をしてくれます。

また、実際に電話問い合わせをした際に、相手の声色や話し方などで判断する方法も有効です。もしその際に横柄な対応をする不動産屋なら、別の不動産屋にお世話になっている旨などを話し、これ以上の電話しないでほしいとをしっかりと伝えましょう。

不動産ポータルサイトの仕組みなどについて、詳しくは以下の記事を参考にしてください。

(関連記事:不動産ポータルサイト徹底比較!お部屋探しにベストなサイトを見つけよう!

◆会社の評価やHPなどを確認する

多くの不動産ポータルサイトには、不動産屋の会社情報やスタッフの顔写真などを掲載しています。そのため、会社の評価や雰囲気などをじっくりと見比べることができます。また実際に問い合わせをした人や接客を受けた人の言葉はリアルティがあり、とても参考になるでしょう。

◆問い合わせ専用ダイヤルから電話をする

大手ポータルサイト(SUUMOやHome’sなど)には、電話問い合わせ専用のダイヤルがあります。そのダイヤルから問い合わせることで、お客様ご自身の電話番号が不動産屋には通知されずに通話することができるのです。通話料も無料であることが一般的です。

そのため、不動産屋からは折返しの電話番号などを聞かれることがあります。仮に通話での第一印象や受け答えに不満や不信感を抱いたのなら、電話番号を伝えずにお断りをするなどの対応をしましょう。

※メールでの問い合わせの場合、電話番号の入力が必須になっていることがあります。電話番号を知られたくないとお考えなら、むしろ電話問い合わせの方が良い場合があるのです。

まとめ

不動産というのは、日々新しいお部屋が販売に出されると同時に売却もされていきます。

時間をかけてゆっくりとお部屋を探したいという方こそ、まずは不動産屋に問い合わせをしましょう。そして、ご自身の希望条件を伝えてわからないことは質問することが、希望通りのお部屋を購入できるコツです。

積極的に電話問い合わせをすることで、不動産屋もお客様の想いに応えよう必死になるはず。

この記事を読んで、少しでも電話問い合わせの不安を解消できれば幸いです。

 

この記事を書いた人

編集部

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