おしゃれで楽しい!関東のおすすめ図書館をまとめて紹介

[ライフスタイル]

みなさんは図書館の変化にお気付きでしょうか?読みたい本がその場に無い、返却日をつい過ぎてしまう、本を読む・借りるためだけに利用する場所、といった不便な印象や堅苦しいイメージをお持ちの方も多いはず。そこで今回は、おしゃれで楽しい図書館をまとめてご紹介。時代に合わせて変化する公共施設を知り、暮らしに上手く取り入れてきましょう。

目次

今、図書館は変化している

千代田区立日比谷図書文化館

(千代田区立日比谷図書文化館)

◆進化する図書館サービス

先ずは本の貸出や館内設備・サービスについて。近年は、都内ほとんどの公共図書館で本の予約・貸出期間延長がインターネットからできます。もし、その図書館に借りたい本が無くても、同じ区内の別の図書館にあれば取り寄せて借りることも可能です。また、貸出・返却が異なる図書館でも受け付けてくれます。

雑誌、CD、DVDの貸出を行なっている場所もあるので、買ったはいいけれどすぐ読まなくなったり、観なくなってしまう方は図書館レンタルを試してみてはいかがでしょうか?本当に気に入って手元に残したい作品だけ購入すれば良いのです。部屋にモノが増えないですし、お金の節約にもなります。

現在では公共施設では一般的になりつつある「FREE Wi-Fi」の導入は社会人や学生に嬉しいサービス。ご自身のノートパソコンやタブレットを繋げてお仕事や調べ物などができます。平日の閉館時間が21時や22時など、遅くまで利用できる図書館もあるので、仕事終わりに立ち寄ることができます。

◆ファミリー向けのサービスも

子育て中のファミリーにはキッズスペースのある図書館がおすすめです。ベビーカーで中まで入れるのはもちろん、館内に授乳室やオムツ替えのスペースが用意されています。絵本や図鑑、紙芝居が充実していて、椅子や机がキッズサイズ。工作やお絵かきができたり、ブロックやぬいぐるみを置いていたりと、お子さんが夢中になる工夫を凝らしたサービスを提供している図書館もあるのです。

図書館の司書さんによる絵本の読み聞かせや、季節ごとのイベント開催もあるので、親子で気軽に参加してみてください。

◆図書館の枠を超えた次世代図書館

一昔の図書館事情しか知らない私にとっては、本のネット予約ができることだけでも驚きでした。しかし、それだけではございません。有名建築家の設計した建物だったり、カフェが併設されていたり、複合施設の中に入っていたり。斬新なデザインを取り入れたおしゃれな図書館が増えているので、一目見ただけでは図書館だと気付かないこともあるほどです。「本」が目的でなくても、楽しめる空間としての進化が進んでいるのです。

そこで次の章からは、そのような独自の魅力が人気の図書館をいくつかご紹介します。

東京都内のおすすめ図書館

 

①武蔵野プレイス(武蔵野市)

▽基本情報▽

住所:武蔵野市堺南町2-3-18

開館時間:9:30~22:00

休館日:水曜日(祝日の場合は開館し翌日休館)、年末年始

HP:『武蔵野プレイス公式HP』

武蔵野プレイス

JR中央線・西武多摩川線「武蔵境」駅から徒歩1分。南口を出ると右手に見える現代的でスタイリッシュな外観が特徴的な市立図書館です。

カフェやワーキングスペースが併設しているほか、軽い運動ができるスタジオや託児コーナーもあるので、老若男女問わず利用しやすく、周辺住民の憩いの場となっています。

②国会国立図書館東京本館(千代田区)

▽基本情報▽

住所:千代田区永田町1-10-1

開館時間:9:3019:00(土曜日〜17:00

休館日:日曜日、祝日、年末年始、毎月第3水曜日

入館資格:満18歳以上

HP:『国立国会図書館公式HP』

国会国立図書館東京本館

国会議事堂の隣にある図書館。「純本制度」に基づき、日本国内で出版されたすべての本を収めているため、絶版本も読むことができます。本の「貸出」には対応していませんが「閲覧」は可能です。食堂や喫茶店も併設されているので、休憩をとりながら一日中本に没頭できます。

③国際子ども図書館(台東区)

▽基本情報▽

住所:台東区上野公園12-49

開館時間:9:3017:00

休館日:月曜日、祝日(55日のこどもの日は開館)、年末年始、毎月第3水曜日

HP:『国際子ども図書館』

国際子ども図書館

国会国立図書館の分館。名前からも分かる通り、子ども向けの本や設備が充実しています。授乳室やベビーシートが設置されているため、小さなお子さんと一緒でも安心です。

子供たちが海外の歴史や文化を学び、国際理解を深めることを目的に作られた「世界を知るへや」には、世界の国や地域を紹介する本、外国語の本など約2,000冊が所蔵されています。

現在、東京都の「歴史的建造物」に指定されている「レンガ棟」(明治39年築)は、原形保存を大切にしながら増改築が行われ、明治・昭和・平成の三つの時代に造られた建物が一体となっている貴重な建築物です。明治期を代表するルネッサンス様式の洋風建築は圧巻。周辺の上野公園や美術館も併せて訪れてほしい図書館です。

④六本木ライブラリー(港区)

▽基本情報▽

住所:港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49F

開館時間:7:0024:00

入会資格:満20歳以上。初回登録費:5,000円/月会費:9,000円 ※入会審査有

HP:『六本木ヒルズライブラリー アカデミーヒルズ公式HP』

六本木ライブラリー

六本木ヒルズの49階にある会員制の図書館。利用するには月額9,000円(税別)が必要ですが、7時~24時まで開いているため、仕事や勉強のスペースとして利用しやすく「ハイクラスな大人の図書館」という印象。高速Wi-Fiや電源を設置しているので、インターネットを使いたい人にも便利です。

目的別にデザインされた3つの空間(ライブラリーカフェ・グレートブックスライブラリー・ワークスペース)は隈研吾氏によるもの。地上200mからの眺望も堪能できます。

ちょっと足をのばして・・・関東周辺のおすすめ図書館

平日ふらっと出かけるには難しいですが、お休みに家族や友人と是非訪れてみてほしい関東地方(東京都以外)にある図書館のご紹介をします。都内に比べて規模の大きい図書館が多く、1日中楽しめるような場所でもあります。 駐車場なども広く、遠方からのアクセスも◎

①海老名市立中央図書館(神奈川県海老名市)

▽基本情報▽

住所:海老名市めぐみ町7-1

開館時間:9:00~21:00

休館日:なし

HP:『海老名市立図書館公式HP』

海老名市立中央図書館

地下1階から地上4階まで、階層ごとに異なるライブラリーを設置した図書館。1階には蔦屋書店とスターバックスコーヒーが入っていて、コーヒーを片手に館内を回れます。電源やフリーWi-Fiも設置されていることもあり、時間帯によっては席の確保が難しい人気スポットです。

②飯能市立図書館(埼玉県飯能市)

▽基本情報▽

住所:埼玉県飯能市山手町19-5

開館時間:9:30~19:00(土曜日、日曜日、祝日〜18:00)

休館日:月曜日(祝日は除く)、年末年始、毎月最終金曜日、特別整理期間(年1回、5日間)

HP:『飯能市立図書館公式HP』

(出典画像:飯能市立図書館公式HP)

木材をふんだんに使ったデザインが特徴的な図書館。館内のいたる所で、木のぬくもり・香りを感じられます。本棚とインターネットを連携させた「カーリルタッチ」を日本で初めて本格的に導入したことでも有名です。そのデザイン性の高さからか深田恭子さん主演のドラマ撮影にも利用されていたので、見覚えのある方もいるかも知れません。

③ゆうき図書館(茨城県結城市)

▽基本情報▽

住所:茨城県結城市国府町1-1

開館時間:9:00~19:00

休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館し翌日休館)、年末年始、毎月最終水曜日(12月以外)

HP:『ゆうき図書館公式HP』

ゆうき図書館

結城市民情報センター内の図書館。館内は近未来的なデザインでまとまっており、自動化書庫など最新技術が採用されています。センター内には図書館のほかに、天体ドームや子供たちが靴を脱いで遊べるキッズスペースがあるので、親子で訪れて欲しい場所です。

④太田市美術館・図書館(群馬県太田市)

▽基本情報▽

住所:群馬県太田市東本町16-30

開館時間:10:00~20:00

休館日:月曜日(祝日の場合は開館し翌日休館)

HP:『太田市美術館・図書館公式HP』

太田市美術館・図書館

美術館と一体化したこちらの図書館は、2017年4月オープン。一瞬で心を掴まれる白い建物は平田晃行氏によるデザイン設計。地元で人気のコーヒーショップが運営するカフェが併設されているので、是非こちらへもお立ち寄りください。

まとめ

館内設備・サービスは利用者のニーズに合わせてこれからも変化していくでしょう。自宅や職場近くの図書館、素通りしていませんか?公共の図書館は、無料で利用できるものがほとんどなので、気軽に足を運んでみてください。

また、マイホーム探しの際、公共の場を訪れることは、その街の雰囲気を知ることにとても役立ちます。特に、図書館にはその地域に関する本やタウン誌なども置かれているため、利用者の雰囲気はもちろん、暮らしに関する情報も知ることができます。

「本」との出会い、「学」との出会い、「人」との出会いが、自分の中に新しい何かをもたらしてくれそうです。

この記事を書いた人

編集部

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