編集部
知っておきたい!リノベーションのメリット
[ライフスタイル]
ここ数年、中古マンションの市場では「リノベーション」が流行しており、「リノベマンション」などの言葉も一般的に使われるようになってきました。しかし、なぜそんなに人気が集まっているのでしょうか?リノベーションのメリットを紹介するとともに、注意点や確認したいポイントなどもみていきたいと思います。
目次
- 1.なぜリノベーションが人気なの?
- 1.1.新築マンション・中古マンションに続く第三の選択肢「リノベマンション」
- 1.2.そもそもリノベーションとは?
- 1.3.新築のようなお部屋を、新築以下の価格で手に入れられる
- 1.4.セミオーダーメイドのお部屋がつくれる
- 1.5.住み替えがしやすい
- 2.リノベーションの6つのメリット
- 2.1.メリット1:お部屋えらびの選択肢が広がる
- 2.2.メリット2:売却がしやすい
- 2.3.メリット3:購入前にお部屋の状態が確認できる
- 2.4.メリット4:自分だけのお部屋が作れる
- 2.5.メリット5:配管まで新しくできる
- 2.6.メリット6:困ったときの問合せ先がひとつ
- 3.リノベーションを行うときに確認したいポイント
- 3.1.お部屋の構造をよく確認!
- 3.2.マンションの管理規約を確認!
- 3.3.引っ越しまでに時間がかかることを見越しておく
- 3.4.予算にはゆとりを持とう
- 3.5.リノベーションに詳しい不動産会社を選ぶのもおすすめ
なぜリノベーションが人気なの?
〇新築マンション・中古マンションに続く第三の選択肢「リノベマンション」
駅の近くなどの良い立地には家や商業施設が建ちつくしてしまい、新築のマンションを建てるスペースがないのが近年の現状です。新築マンションの価格が高騰したこともあり、中古マンションを購入することも一般的になってきました。
しかし、中古であってもキレイな家に住みたいと思うのは当然のこと。そんな需要に応えるように、新築のような設備を備え、新築よりも安く買える「リノベーションマンション」が注目され始めてきました。
〇そもそもリノベーションとは?
リノベーションとは、古くなりマイナスの状態となったお部屋に、設備や機能を追加してプラスの状態にすることをいいます。古くなったものを元に戻すリフォームと違い、時代やライフスタイルの変化に合わせて間取りの変更などを行ってより暮らしやすいお部屋へと改修していきます。
リフォームとリノベーションの違いについて、くわしくはこちらの記事をご覧ください。
参考記事:リノベーションとは?リフォームとの違いや手順について
〇新築のようなお部屋を、新築以下の価格で手に入れられる
リノベーションマンションが人気の理由のひとつは、新築と比べると価格が安いという点にあります。コストを抑えつつ、新築のようなキレイなお部屋に住みたい!という人たちから人気が高まっています。
〇セミオーダーメイドのお部屋がつくれる
自分でプランを考えてリノベーションを行う場合、間取りからすべて自分の好みに作り替えることが可能です。自分の好きな間取りが作れるという点で、お部屋にオリジナリティを求める人たちから人気が集まっています。
〇住み替えがしやすい
新築マンションに比べると、中古マンションは購入時と売却時の価格の差が少ないことが一般的です。そのため、1度購入したお部屋を売却し、そのお金でまた別のお部屋を買う「住み替え」がしやすいのです。家族構成の変化などにあわせてお部屋を住み替えたい人たちから人気が集まっています。
リノベーションの6つのメリット
〇メリット1:お部屋えらびの選択肢が広がる
新築と比べてコストがかからないため、同じ予算であっても立地や広さの面で良い条件のお部屋を購入できます。
また立地や広さは物件の資産価値にも関わってくるため、これらの点で良い条件をそろえられると売却時にも安心です。
〇メリット2:売却がしやすい
リノベーションしているお部屋であれば、リノベーションしていないお部屋よりも高値で売れる可能性が高いです。売却時には「誰もが暮らしやすいシンプルな内装」であることや、「一部の人に人気がでる特徴がある」ことなどがプラスになります。
〇メリット3:購入前にお部屋の状態が確認できる
新築マンションの場合、建築途中で購入の手続きを進めることも多く、完成するまでお部屋の状態が分かりません。
中古マンションであれば、日当たりや眺望などの状況はすぐにでも確認することができます。またリノベーション済の物件であれば、お部屋の雰囲気なども確認できます。
〇メリット4:自分だけのお部屋が作れる
自由な間取りを考え、壁紙やフローリング、建具、照明などをひとつひとつ選んでいけば、自分だけの1点モノのお部屋をつくることができます。
たとえば、「寝室は狭くていいから20帖以上ある広いリビングが欲しい」といった希望や、「自転車が趣味だから、玄関に大きな土間スペースを作って自転車のカスタマイズがしたい」といった希望も叶えることができます。
〇メリット5:配管まで新しくできる
リノベーションであれば、給水管や排水管などを新しく配置することも可能です。
築年数が経過すると合わせて配管も古くなり、水漏れなどのリスクが高くなります。リノベーションのときに配管を新しいものに交換しておくことで、永く安心して住むことができます。
〇メリット6:困ったときの問合せ先がひとつ
リノベーションの工事は、依頼した施工会社が一貫して行うことがほとんどです。
そのため、お部屋の中でなにか不具合があった場合には施工会社に連絡することで対応してもらえます。
リノベーションしていない中古マンションなどの場合、不具合が起こったらその設備のメーカーにそれぞれ連絡しなければならず、解決までに時間がかかりがちです。
リノベーションを行うときに確認したいポイント
〇お部屋の構造をよく確認!
リノベーションは自由な間取りを作れることが魅力ですが、すべてを自由に決められるわけではありません。
お部屋の壁には、マンションの一部であり壊すことのできない壁が存在します。柱や梁、パイプスペースなどがこれにあたります。
間取りを考えるときには、まずお部屋の中の「壊せる壁」と「壊せない壁」を確認しておく必要があります。また、お風呂やトイレなどの水回りはパイプスペースの近くに配置しなければならないこともあります。
〇マンションの管理規約を確認!
マンションによっては、室内の工事の内容に制限がかけられている場合があります。
マンションの管理規約には室内の工事についての記載があるため、購入を決める前によく確認しておきましょう。
〇引っ越しまでに時間がかかることを見越しておく
自分でリノベーションをする場合、新築マンションやリノベーション済のマンションを買ったときに比べて引っ越しまでの時間がかかります。
中古マンションの購入にはいくつかの手続きがありますが、最後の手続きである決済が終わるまで工事を開始することはできません。工事の内容にもよりますが、新築やリノベーション済みのお部屋より入居までに1か月以上長くかかってしまうことも多いようです。
〇予算にはゆとりを持とう
自分でリノベーションをする場合、当初の予定よりも多くのお金がかかってしまうことがあります。
工事に取り掛かり、壁を壊してから直さなければならない部分が見つかることもあり、このような場合追加で費用がかかります。また工事の状況を見て設備などを追加したくなることも良くあります。
リノベーションの予算には少し余裕を持っておくほうが良いでしょう。
〇リノベーションに詳しい不動産会社を選ぶのもおすすめ
リノベーションには自分の自由に色々なことを決められるというメリットがある反面、プランや予算などを細かく考えていかなければならないというデメリットもあります。特に初めてリノベーションをするときは分からないことも多く、予算や引っ越しまでの時期などの予測が難しいかと思います。
リノベーションを考えている場合、物件探しの段階からリノベーションに詳しい不動産会社に相談することもおすすめです。リノベーション済の物件を多く取り扱っている会社であれば、リノベーションのことには詳しいと考えて問題ないでしょう。
また、そういった会社はリノベーションの施工会社ともつながりがあり、施工会社の紹介まで依頼できることもあります。リノベーションを考えている方は、不動産会社選びも大切にしてください。