中古マンションのブランド名を一挙にご紹介!ブランドでマンションを選ぶメリットとは?

[不動産知識]

憧れの「ブランドマンション」。「せっかくマンションを買うなら中古であっても“ブランド”マンションがいい」そう思う方も多いのではないでしょうか?この記事では、マンションのブランドとその分譲会社を一挙にご紹介!ブランドでマンションを選ぶメリットも解説します。

 

ブランドで中古マンションを選ぶメリット

◆マンションの「ブランド」とは

「ブランドマンション」について明確な定義はありませんが、一般的に分譲会社の知名度やマンションのシリーズの認知度、歴史などから「ブランド」のイメージは出来上がっていきます。テレビや電車内などで、マンションのブランドイメージを伝える広告を見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。

分譲マンションには、それぞれの分譲会社の「こういうマンションを作りたい」「住む人にこんな生活をして欲しい」といったコンセプト願いが込められています。また築年数が経過しているマンションであれば、長く住み継がれることによって自然と「そのマンションでの暮らし」のイメージが出来上がり「ブランドイメージ」になることもあります。

◆管理がしっかりしていることが多く、資産価値に期待できる

では、ブランドでマンションを選ぶことにメリットはあるのでしょうか。

メリットはいくつかありますが、一番のポイントは「管理体制が良いことが多い」という点です。
ブランドマンションは大手の分譲会社が手掛けたものであることが多いです。大手の分譲会社は社内、もしくはグループ会社内にマンションの管理会社もあることが多く、分譲販売と管理が一貫していることも珍しくありません。そのため管理体制がしっかりしており、マンションの資産価値が落ちにくいのです。

もちろん管理体制の良さは資産価値だけでなく、毎日の住み心地にも直結します。長い目でみた時の安心感などを重視する場合には、マンションの管理体制の良さは重要なポイントになります。マンション管理における資産価値や信頼性は、分譲会社のブランド力や認知度につながるのです。

ブランドで中古マンションを選ぶことは、「安心して永住し、次の未来へとつなぐための家選び」とも言えるでしょう。

 

築浅の人気中古マンションブランド

◆プラウド(野村不動産)

野村不動産株式会社の代名詞とも言える分譲マンションシリーズ。野村證券から分離独立後、ビルの管理から不動産仲介業、分譲事業など不動産の事業に広く携わってきた野村不動産グループならではの一貫管理体制が特長です。製造・販売・管理からアフターサービスまで野村不動産グループが行っており、末永い安全性や暮らしの快適さにつながっています。
【外部リンク】野村不動産 プラウド-PROUD-

・「ヒルズ」「ステイツ」などが統合され「プラウド」へ
「プラウド」シリーズの発足は2002年になります。「ヒルズ」「ステイツ」など複数の名称で展開されていた分譲マンションのブランドが、住宅の統一商品・サービスブランドとして「プラウド」に統一されました。その後、「プラウドシティ」や「プラウドタワー」などのシリーズラインナップが展開されています。

・外観の美しさも特徴的
専有部分や共有部分の過ごしやすさはもちろんのこと、「街と調和し、街の風格を上げるデザイン」も理念としていることから、外観の美しさも特徴的です。元々の街の風景や既存樹を活かす外観設計もされており、マンションの外観にもこだわりたい方に好まれているマンションです。

〇プラウド中野本町


2013年築の5階建てマンション。オートロックなどの住宅設備はもちろん、フォーマルラウンジやオーナーサロンなど高級感のある共有設備が供えられています。

2018年、中古マンションとして専有面積約75㎡3LDKのお部屋が7000万円代で販売されていました。
※金額などは公開時の情報になりますのでご了承ください

 

◆シティハウス、シティタワー(住友不動産)

「Symbol as Scene 光景となる象徴」をコンセプトにマンションの分譲事業に取り組む住友不動産の分譲マンションシリーズ。中でも代表格と言えるのが「シティハウス」「シティタワー」のシリーズです。
株式会社住友本社の不動産部門として設立された住友不動産株式会社(設立当時は泉不動産株式会社)は、1960年代から分譲事業に力を入れています。首都圏だけでなく兵庫や静岡をはじめとした地方都市での事業も盛んです。2014年には分譲マンションで年間供給戸数日本一を達成しており、事業の勢いがうかがえます。
【外部リンク】住友不動産 作品集

・デザインに対して挑戦する姿勢
住友不動産分譲のマンションはグッドデザイン賞を受賞しているものも多く、2018年度では「シティハウス中目黒テラス」などが受賞しています。既存のデザインに挑戦する姿勢などが評価されており、マンションひとつひとつへのこだわりも見ることができます。

「街のシンボルとなるマンション」がひとつのコンセプトであるため、大規模かつ目立つデザインであることが多い「シティタワー」シリーズ。「街のシンボルに住む」という特別感を求める方に好まれています。

〇シティハウス新宿柏木

2004年築、JR「大久保」駅より徒歩8分のところに建つ10階建てマンション。朱色の差し色を使用したエントランスや高級感あふれるロビー部分が特徴的です。

2018年、中古マンションとして専有面積約55㎡2LDKのお部屋が5000万円代で販売されていました。
※金額などは公開時の情報になりますのでご了承ください

〇シティタワー九段下

2007年築、24階建て総戸数99戸の都市型マンション。オートロックはもちろん24時間ゴミ出し可能な設備やコンシェルジュサービスなど都会で暮らす人の生活を支えるマンションです。

2019年、中古マンションとして専有面積約65㎡2LDKのお部屋が9000万円代で販売されていました。
※金額などは公開時の情報になりますのでご了承ください

 

◆パークコート(三井不動産レジデンシャル)

三井不動産レジデンシャルが分譲する「都市型ハイグレードマンションシリーズ」。「都会に静粛をもたらす本格邸宅」をコンセプトに設計されており、都心のど真ん中に位置しながら緑がふんだんに用いられた落ち着きのある外観が魅力的です。
【外部リンク】三井不動産レジデンシャル パークコート

・高層タイプは眺望の良いお部屋も多い
1971年に日本初の超高層マンションとして「三田綱町パークマンション」を竣工した歴史もあり、業界を先駆けて「眺望を売る」という独自の価値観も提供してきました。パークコートシリーズにも「パークコート赤坂 ザ タワー」など高層マンションも多く、眺望の良いお部屋が多いことも特徴的です。

〇パークコート二子玉川弐番館

2003年築の5階建て、総戸数79戸のマンション。施工会社は東急建設です。緑に囲まれた重厚感のある外観と、ガラスウォールを多用して採光を多く確保したエントランス・ロビー部分の美しさが特徴的。三井不動産によるマンションセキュリティシステムが導入されているなど住み心地や安全性にも配慮がされています。

2018年、中古マンションとして専有面積約97㎡3LDKのお部屋が1億円代で販売されていました。
※金額などは公開時の情報になりますのでご了承ください

 

◆ザ・パークハウスシリーズ(三菱地所レジデンス)

「街と調和し、美しく時を重ねていく。」をコンセプトに三菱地所レジデンスが分譲する「ザ・パークハウス」シリーズ。冠名の「ザ・パークハウス」のほか「ザ・パークハウス グラン」や「ザ・パークハウス アーバンス」などのシリーズラインナップが展開されています。
「ザ・パークハウス」シリーズの第一号は1969年竣工の「赤坂パークハウス」。さらに歴史をさかのぼると関東大震災に耐えた品質を誇る「丸ノ内ビルヂング」なども三菱地所によるものであり、安心できる住まい・建物を作り続けるこだわりを見ることができます。
【外部リンク】三菱地所レジデンス ザ・パークハウス

・ユーザーのニーズをくみ取る柔軟な姿勢から生まれるマンション
「ザ・パークハウス オイコス」では長谷工コーポレーションとコラボレーションし、よりファミリーに住みやすいマンションを追求するなど、ユーザーのニーズを柔軟にくみ取っていることも特徴のひとつです。

〇大森海岸パークハウスS棟

1984年築の15階建て総戸数294戸の大規模マンション。平和の森公園の隣に建つ緑あふれるマンションです。築年数は経過していますが管理体制が良いため外観・共有部ともに美しく保たれています。タイル貼りの外観からヴィンテージ感も楽しむことができます。

2019年、中古マンションとして専有面積約71㎡3LDK内装フルリノベーション済のお部屋が4000万円代で販売されていました。
※金額などは公開時の情報になりますのでご了承ください

 

◆BRANZ ブランズ(東急不動産)

「人生を極める住まい。」のコンセプトをもとに東急不動産が提供するマンションブランド。首都圏だけでなく関西や名古屋、札幌にも展開されています。
【外部リンク】東急不動産 BRANZ

・「アルス」から「BRANZ」へ
2005年にそれまでの基幹マンションブランドだった「アルス」を「BRANZ」に変更、「BRANZ」を中心に「クオリア」などの4ブランドが展開されていました。2010年にはすべてのブランドが「BRANZ」に統合されました。
「BRANZ」には「B:Bloom 感性を花開くデザイン」「R:Revolute 革新を志す品質」「A:Achieve 個性と共生を輝かせるサポート」「N:Neologize 比類なき住まいへの挑戦」「Z 究極への証」の5つのコンセプトが含まれています。

〇BRANZ赤坂

2007年築、東京メトロ千代田線「赤坂」駅から徒歩5分に位置する10階建てマンション。都会的でスタイリッシュな外観と無駄のないデザインのエントランス・ロビー部分が赤坂というエリアにマッチしています。

2016年、中古マンションとして専有面積約34㎡スタジオタイプのお部屋が4000万円代で販売されていました。
※金額などは公開時の情報になりますのでご了承ください

 

◆Brillia ブリリア (東京建物)

「洗練」と「安心」を根幹に東京建物が提供するブランド。デザインコンセプトとしては「Graceful(高級感)」「Smart(知的な」「Comfortable(心地よさ)」の3つが掲げられており、時を経るごとに愛されるマンションが理想とされています。クオリティを保つために竣工後も定期的な補修や点検を行うサービスも提供されています。
【外部リンク】東京建物 Brillia

・東京建物の分譲マンションが統合され「Brillia」へ
明治時代に不動産売買やビル・建物の管理から事業を始めた東京建物は1960年代頃から本格的に分譲マンション事業を開始し、その後数多く生まれたマンションシリーズが2003年に「Brillia(ブリリア)」として統合されました。

〇Brillia 大山 Park Front

2018年築、築浅の7階建てマンション。洗練されつつも軽やかで親しみやすいデザインの外観を持つファミリー向けのマンションです。共有設備も充実したビッグコミュニティであり、パーティルームやゲストルームを完備。東京建物のグループ会社である「株式会社東京建物アメニティサポート管理」が管理会社となっており、管理体制の良さがうかがえます。

2019年、中古マンションとして専有面積約70㎡3LDKのお部屋が6000万円代で販売されていました。
※金額などは公開時の情報になりますのでご了承ください

 

◆CREVIA クレヴィア(伊藤忠都市開発)

「CREATIVITY(想像)+CREDIBILITY(信頼)+VIA(道)」を包括して「CREVIA クレヴィア」と名付けられた伊藤忠都市開発のマンションシリーズ。2007年に新ブランドとして「クレヴィア本郷」が分譲されて以降、電気自動車カーシェアリングを導入したマンション(クレヴィア江坂)や太陽光パネルと蓄電池を導入したマンション「クレヴィア双子玉川」など環境保全にも力を入れたマンションの開発がされています。
【外部リンク】伊藤忠都市開発 CREVIA

・マンションコミュニティの形成を助ける活動も
12年連続でグッドデザイン賞を受賞しており、目に見えるデザインだけでなく、「わたしの森プロジェクト」といった自主性のあるマンションコミュニティの形成を促す活動も評価されています。

〇クレヴィア辰巳キャナルステージ棟

2013年築、東京オリンピックに向けて再開発が進む有楽町線「辰巳」エリアに建つ13階建てのマンションです。すっきりとした直線が美しいエントランスが特徴的。梁が少なく使いやすい間取り設計のお部屋も多く、ファミリーで過ごしやすいマンションとなっています。

2018年、中古マンションとして専有面積約71㎡3LDKのお部屋が4000万円代で販売されていました。
※金額などは公開時の情報になりますのでご了承ください

 

◆レーベン(タカラレーベン)

住まう人の「人生=Leben」まで考えぬかれた、タカラレーベンの分譲マンション事業のメインブランド「レーベン」シリーズ。レーベンクオリティとして「環境・省エネ」「健康と安心」「快適と安全」の3つが掲げられており、住まう人だけでなく地球にも優しい家づくりがされています。
【外部リンク】タカラレーベン レーベン

・「レーベンハイム」から「LEBEN」へ
1994年に自社分譲マンション「レーベンハイム」シリーズの販売が開始され、その後2012年に新マンションブランドとして「LEBEN」が発表されました。2018年にはフレキシブルな暮らしをよりサポートするマンションブランド「NEBEL」が発表され、今後が期待されます。

〇レーベン新川崎デュアリズム

2013年築、2013年にグッドデザイン賞を受賞したマンション。470枚のソーラーパネルを完備した太陽光発電マンションであり、地球に優しい住まいを求める方に好まれています。オール電化住宅のため安全かつランニングコストも安く、長く住みたいファミリー向け。コンシェルジュサービスなど共有設備も充実しています。

2019年、専有面積約62㎡3LDKのお部屋が3000万円代で販売されていました。
※金額などは公開時の情報になりますのでご了承ください

 

◆リビオ(日鉄都市開発)

Living Oasis【オアシスに暮らす】を名前の由来とする、日鉄都市開発の分譲マンション事業を代表するシリーズです。「リビオ」のほか、ハイグレードブランド「グランリビオ」、より利便性を追求した都市型コンパクトマンション「リビオレゾン」などのシリーズ展開がされています。
【外部リンク】日鉄都市開発 住宅事業 リビオ

・都市の特長にマッチしたマンションの付加価値を提供
マンションが建つ都市の特長にあったライフスタイルを提供しており、例えば新宿区北新宿に建つ「リビオ新宿ザ・レジデンス」では「地域防災拠点となる家づくり」が、さいたま市浦和区に建つ「リビオ浦和領家」では「子供の知性を伸ばすリビング学習のメリットを最大限に活かすプラン」が企画されています。

〇リビオ武蔵野台ヴェールフィーネ

2004年築、緑豊かな住宅地に佇む6階建てマンションです。ペットの飼育が可能なマンションであり、近隣にのびのびとした公園が多いためペットとのお散歩も楽しめるマンションとして好まれています。

2017年、中古マンションとして専有面積約76㎡3LDKのお部屋が3000万円代で販売されていました。
※金額などは公開時の情報になりますのでご了承ください

 

◆ルネ(総合地所)

子育てファミリーの暮らしやすさにフォーカスした総合地所の分譲マンションブランド「ルネ」シリーズ。子育てをサポートする「商業施設隣接」と「共用施設充実」がコンセプトとして掲げられています。ハイグレードレジデンスの「ルネグラン」、都市型レジデンスの「ルネモア」、タワーレジデンスの「ルネタワー」といったシリーズ展開がされています。
【外部リンク】総合地所 ルネブランド

・「カスタマーファースト」の思いとプロの視点からできるマンション
人間性の尊重と新文化の創造を目指した「ルネサンス」を由来としており、常に時代や住まう人のニーズに合わせた「カスタマーファースト」の思いと、プロフェッショナルの魂「クラフトマンシップ」の2つの視点がシリーズの品質を支えています。

〇ルネ綱島タイムズシンフォニー

2001年築、神奈川県綱島の閑静な住宅街に建つ122戸の大規模レジデンス。物件から徒歩3分のところには大型総合スーパーと多数の専門店を揃えた「ニトリEXPRESS アピタテラス横浜綱島店」があり、子育てファミリーの暮らしを支えています。ペットの飼育が可能なほか噴水のある中庭も備えており、「地に足をつけつつ心が豊かになる暮らしをしたい」という方に好まれています。

2018年、専有面積約70㎡3LDKのお部屋が4000万円代で販売されていました。
※金額などは公開時の情報になりますのでご了承ください

 

◆ポレスター(マリモ)

全国に395棟、25,610戸の供給数を誇る株式会社マリモのスタンダード分譲マンションブランド。思想として「Beautiful Basic」が掲げられており、設計事務所として事業を開始したマリモらしいスタンダードかつ暮らしに寄り添う住まいが実現されています。
【外部リンク】マリモ ブランドを知る

関東・関西だけでなく中国や四国・九州・北海道など全国に幅広く供給されており、「昔ポレスターに住んでいたので、別の土地でもまたポレスターに住みたい」というような需要にも応えるマンションとなっています。

ポレスターシリーズは2000年より分譲が開始されています。

 

◆サーパス(穴吹工務店)

穴吹工務店が手掛ける分譲マンションシリーズ「サーパス」。「サーパスクオリティ」として「土地の厳選を重ねる:土地の将来性や安全性にまで目を向ける」「安全で自由な空間をつくる:建物の安全性を追求し、住む人の要望に応える」「毎日を身近で見守る:全国53か所のサポート拠点から定期的なメンテナンスなどを実施」の3つが掲げられています。
【外部リンク】穴吹工務店 サーパス

・供給実績が物語るマンションの質
マンションデベロッパーの中でも有数の供給量を誇る穴吹工務店。「サーパス」シリーズ累計でも84,432戸の供給実績があります。独自のサポート体制も備えているため、長く安心して住みたい人にも好まれているマンションです。

「サーパス」シリーズは1980年中国エリアに1棟目が建設され、その後時代やエリアに合わせて全国展開されています。

〇サーパス鷺沼

2009年築、東急田園都市線沿いの穏やかな住宅地に建つ5階建てのマンション。すっきりとした外観に洗練されたエントランス・ロビーが心地よい設計です。リビング部分の開口部が大きく取られているお部屋もあり、解放感のある自由な生活空間となっています。

2018年、中古マンションとして専有面積約70㎡2LDKのお部屋が内装リフォーム済で4000万円代で販売されていました。
※金額などは公開時の情報になりますのでご了承ください

 

◆VIEQU ヴィーク(清水総合建設)

清水建設グループの清水総合開発が手掛ける高品質のオリジナル住宅ブランド「VIEQU(ヴィーク)」シリーズ。「VIVID(生き生きとした)+ESPECIAL(格別な)+QUALITY(高品質)」の3つの頭文字を組み合わせた名前となっており、デザイン・機能性ともに高い品質を誇っています。

都市型生活に寄り添う「ヴィークコート」、都心近郊での街づくりも担う「ヴィークステージ」、眺望と解放感を魅力とする高層マンション「ヴィークタワー」などのシリーズ展開がされています。
【外部リンク】清水総合建設 VIEQU

 

長く愛されている中古マンションブランド

◆秀和レジデンス(株式会社秀和)

築年数の経過とともに魅力が増し、人気を集める中古マンションは「ヴィンテージマンション」と呼ばれます。そんなヴィンテージマンションの中でも圧倒的な知名度と人気を誇るのが「秀和レジデンス」シリーズ。2005年まであったマンションデベロッパー「株式会社秀和」が手掛けてきたシリーズです。
「秀和レジデンス」の第一号は1964年に建てられた「秀和青山レジデンス」。建築家 芦原義信氏による設計です。築50年以上経過していますが、今も多くの人に住まわれているマンションです。

・特徴は「青井屋根」と「白い外壁」
「秀和レジデンス」シリーズの特長は、なんと言っても青い屋根に白い壁が美しい南欧風の外観。知っている人なら一目見ただけで「あっ、秀和レジデンスだ」と分かるデザインです。
また、マンションが多く建ち始める時代に先駆けて建設されていることから、立地が良いことが多いのも人気の理由。前述した「秀和青山レジデンス」も渋谷駅より徒歩5分のところに建っており、利便性の面でも人気が衰えません。

・管理体制の良さや居住者の意識の高さも魅力
分譲会社である株式会社秀和が2005年に買収されており「秀和レジデンス」シリーズの分譲も途絶えているため、必然的に築年数の経過した物件が多いことは事実です。しかし人気が高く居住者が絶えにくいため、マンションの管理体制が高い水準で保たれてる物件も多数あります。
また「秀和レジデンスに住みたい!」という思いで居住を始める人が多いことから居住者間の結束力の強い物件も多く、管理体制や居住者の意識の高さも人気の理由のひとつと言えるでしょう。

〇秀和高輪レジデンス

1974年築、都営新宿線「泉岳寺」駅より徒歩3分のところに建つマンションです。総戸数201戸のビッグコミュニティであり、定期的に修繕工事が行われるなど管理体制の良さがうかがえます。秀和レジデンスらしい外観と植栽の緑のコントラストが美しい外観。エントランス・ロビー部分も高級感があり、宅配ボックスなど最新設備も整えられています。

2019年、専有面積約42㎡1LDK内装リフォーム済のお部屋が3000万円代で販売されていました
※金額などは公開時の情報になりますのでご了承ください
物件詳細はコチラをご覧ください。

そのほかの現在販売中の「秀和」の物件はコチラをご覧ください。

〇秀和溜池山王レジデンス

1998年築、比較的新しい秀和レジデンスシリーズのマンション。外観は秀和レジデンスらしいデザインとは異なりますが、落ち着きのあるモダンな雰囲気となっています。東京メトロ「溜池山王」駅より徒歩4分という好立地を誇り、宅配ボックスやオートロックなど最新設備も備えています。

2019年、専有面積約34㎡1LDK内装リフォーム済のお部屋が4000万円代で販売されていました。物件詳細はコチラをご覧ください。
※金額などは公開時の情報になりますのでご了承ください

 

◆ライオンズ(大京グループ)

大京グループの代名詞とも言える分譲マンションシリーズ「ライオンズマンション」。1968年にライオンズマンションの第一号が誕生して以来、コンスタントに供給が続けられています。新築マンションの販売もされていますが、「ライオンズマンション」シリーズとして長く人気があるため、中古マンションブランドとしての知名度や人気も高くなっています。
【外部リンク】大京グループ ライオンズマンション

・分譲実績に基づく「暮らしやすさ」が特長
2007年にライオンズマンションシリーズの分譲6000棟を超えていることからその供給戸数の多さがうかがえます。数多くのマンションを分譲販売している実績・経験に基づいた堅実なマンション設計と、大京グループ全体で管理などのアフターサービスを行う安心感が人気の理由です。さまざまなニーズに応えるマンションがありますが全体的にはファミリータイプのマンションが多い印象です。

・住む人の意見を大切にし、進化し続けるマンション
常に住む人の声を大切にする理念から新しいサービスなども積極的に取り入れられており、2017年に新しい防災システムとして「SONA-L SYSTEM(ソナエル システム)」を発表し2017年度のグッドデザイン賞を受賞しています。

〇ライオンズマンション南砂町

1960年築、総戸数201戸の13階建て大規模レジデンス。1階部分にスーパーがあるなど暮らしやすいマンションとなっています。昭和築ですがエントランスや共用部、外観は綺麗に保たれており管理体制の良さが感じられます。

2019年9月現在、専有面積約74㎡3LDK内装リフォーム済のお部屋が3000万円代で販売されています。
物件詳細はコチラをご覧ください。

 

◆パークマンション(三井)

日本初の超高層マンション「三田綱町パークマンション」に代表されるような、三井不動産レジデンシャルが手掛ける最高級マンションシリーズ。「都心の一等地に、日本が世界に誇れる最高級のマンションを」がコンセプトとして掲げられており、コンセプトの通り都内のど真ん中に建つ立地も最高級のマンションと言われる由縁です。
【外部リンク】三井不動産レジデンシャル パークマンション

・窓からの景観にも配慮された品格の住まい
立地だけでなくマンション外観や共有部、窓からの景観にまで気配りがされた品格のある住まい。2000年にはパークマンションシリーズ供給30年の集大成として港区西麻布4丁目に「麻布霞町パークマンション」が建設されました。

〇目白パークマンション

1970年築、JR山手線「目白」駅より徒歩4分のところに建つパークマンション。山手線沿いの利便性の高い立地ながらマンションの周りには一戸建ての多い落ち着いた住宅街が広がっています。敷地内に緑も多く、住戸によってはバルコニーから豊かな緑を望むことができます。

2016年、専有面積約100㎡3LDK内装リノベーション済のお部屋が8000万円代で販売されていました。
※金額などは公開時の情報になりますのでご了承ください

 

◆アルス(東急不動産)

東急不動産が分譲するマンションの名称が「BRANZ」に統一される前の名称が「アルス」です。マンション名として「東急ドエルアルス」と名付けられていることも多いです。

・2005年まで分譲されていた「アルス」
「アルス」シリーズの第一号は1970年に建設された「東急アルス本郷」。竣工から50年近くたち老朽化が懸念されていましたが、近年建て替え工事の事業が進んでいます。「アルス」シリーズは2005年以降「BRANZ(ブランズ)」に引き継がれているため、「アルス」のマンションは2005年以前に建築された建物となります。

・築年数を重ねても美しいマンション
1950年代から集合住宅の分譲事業を行ってきた東急不動産を表すような重厚感のある外観が特長。管理も東急不動産のグループ会社が行っていることが多いため、築年数が経過しても良い状態が保たれている物件が多数あります。

〇東急ドエル・アルス千住

1987年築、隅田川沿いに立つ総戸数117戸の14階建てマンション。すっきりとしたマンション外観や緑あふれるアプローチ、無駄のないエントランス設計が特徴的です。長期修繕計画があるなど管理体制も良く、ペット飼育可など人気の条件も揃っています。

2019年、専有面積約57㎡3LDK内装リフォーム済のお部屋が3000万円代で販売されていました。
※金額などは公開時の情報になりますのでご了承ください

 

◆ヒルズ(住友不動産)

人気のヴィンテージマンションとしても名高い「広尾ガーデンヒルズ」が有名な、住友不動産の分譲マンションシリーズ。近年は「グランドヒルズ」のシリーズで新築マンションの分譲もありますが、長い間人気のあるブランドのためヴィンテージマンションとしてのイメージが強い方も多いかと思います。

・立地の良さと穏やかな住環境の両立
「広尾ガーデンヒルズ」は広尾駅より徒歩3分という好立地にありながら、広大な敷地と豊かな緑が特徴的なマンション。そのほかの「ヒルズ」シリーズのマンションも、住友不動産の分譲マンションコンセプト「光景となる象徴」を体現するような存在感のある外観となっています。マンションによって違いはありますが全体的にどっしりとした重厚感のあるマンションが多く、敷地内に緑が多く植えられていることも魅力のひとつです。
【外部リンク】住友不動産 広尾ガーデンヒルズ

〇久我山ガーデンヒルズ十番館

2005年築、京王井の頭線「久我山」駅より徒歩15分の閑静な住宅街に建つ3階建ての低層マンション。24時間有人管理のほかコンシェルジュサービスが整っており、ゲストルームやシアタールームなど共有設備も充実しています。石貼の外壁や生垣に囲まれた重厚感のある外観。エントランスやロビー部分にも高級感が漂います。

2018年、専有面積約80㎡2LDK内装リノベーション済のお部屋が5000万円代で販売されていました。
※金額などは公開時の情報になりますのでご了承ください

 

◆ドムス

高級ヴィンテージマンションとして名高い「ドムス」シリーズ。「ドムスカラー」と呼ばれるような赤茶色のレンガの外観が特徴的です。

・バブル期の人気を博した高級マンション
バブル期に建てられたマンションが多いため外観・共用部が豪華であることが多く、現在でも高額で売買されることも珍しくありません。ヴィンテージマンションとして人気が高いため居住者が絶えることも少なく、管理体制の良いマンションも多くあります。

「ドムス南麻布」をはじめとして東京都心の麻布や南青山、代々木上原などの洗練された住宅地に建っていることが多く、その立地の良さも人気の理由です。

〇ドムス乃木坂

1978年築、「ドムス」シリーズらしいレンガ調のどっしりとした外観が特徴的なヴィンテージマンション。「乃木坂」駅より徒歩1分という東京のど真ん中に位置しています。レンガ調で統一されたエントランスや共用部も美しく、高級ヴィンテージマンションの呼び名に恥じないつくりとなっています。

2018年、専有面積約90㎡3LDKのお部屋が1億2000万円代で販売されていました。
※金額などは公開時の情報になりますのでご了承ください

 

◆ファミール(丸紅株式会社)

丸紅株式会社が分譲を行っていたマンションシリーズ。丸紅株式会社の分譲マンションは2003年から「グランスイート・シリーズ」に名称変更されました。

・ファミリー向け大規模マンションが多い
「ファミール」シリーズの分譲開始は1971年。世田谷区にある「ファミール太子堂」というマンションが首都圏第一号です。マンションによって違いはありますが、比較的総戸数の多い大規模レジデンスであることが多く、暮らしやすいマンションとなっています。

現在の丸紅の分譲マンションコンセプト「─人に、街に、時をこえる価値を」はファミールシリーズの頃から感じられるつくりとなっており、中古マンションとしての人気も高いシリーズです。

〇ファミール久堅

1973年築、落ち着いた住宅街の広がる文京区に建つ12階建てのマンション。存在感のあるどっしりとした外観で、エントランスやロビーにも洗練された雰囲気があります。播磨坂の桜並木沿いになっており、住戸によっては春にはバルコニーからお花見を楽しむことができます。

2019年、専有面積約114㎡2SLDK内装リフォーム済のお部屋が8000万円代で販売されていました。物件詳細はコチラをご覧ください。
※金額などは公開時の情報になりますのでご了承ください

〇東大島ファミールハイツ2号館

1986年築、「東大島」駅より徒歩1分という好立地に建つ15階建ての大規模レジデンスです。1階部分に図書館やスーパー、ドラッグストアなどが入っており、毎日のお買い物も便利な住まい。総戸数205戸の大規模レジデンスらしい重厚感のある外観です。

2019年9月現在、専有面積約60㎡2LDK内装リフォーム済のお部屋が3000万円代で販売されております。

 

分譲会社とマンションブランド一覧表

※この表に記載されている分譲会社とマンションブランドはあくまで一部です。ご了承ください。

 

おわりに

マンションの価値はブランドだけではありませんが、ブランドマンションにはそれぞれの魅力があることも事実です。分譲会社によってこだわりやコンセプトも異なるため、調べてみるのも面白いですね。

この記事が楽しいマンション選びのお役に立てれば幸いです。

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