オール電化、本当に電気代は安くなるの？メリット・デメリットをご紹介！

そもそもオール電化とは？

オール電化とは、給湯・暖房・調理といった家庭で必要なエネルギーのすべてを電気でまかなうシステムのことをいいます。

一般的には、お風呂やキッチン、暖房にはガスを使用しているご家庭が多いですが、オール電化のご家庭の場合、それらも全て電気でまかないます。

IHクッキングヒーターはオール電化のひとつです。他にも、給湯はガスではなく「エコキュート」とよばれる温水器、暖房は電気床暖房などもオール電化として挙げられます。

最近では、最初からオール電化仕様になっている物件も多く、ひとつのセールスポイントになっています。

オール電化と電気ガス併用のどちらが良いか悪いかは、個々の好みやライフスタイルによって変わってきます。長期的な視野に立った自分のライフスタイルをしっかりと見極めたうえで、導入を検討しましょう！

本当に電気代は安くなるの？

「オール電化にすると光熱費が節約できる」と聞いたことがある方は多いと思います。
冒頭で説明したように、家でのエネルギーを電気のみでまかなうので、ガス代はかからない仕組みです。

オール電化にすることで、今まで払っていたガスの基本料金なども払う必要がなくなるので、光熱費を節約しやすくなりますね。

電力会社によって異なりますが、オール電化の料金プランは基本的に昼間よりも夜間の方が安く設定されています。
そのため、仕事や学校などで昼間は家に誰もいない家庭ならば、夜間の安い電気料金で電気を使うことが可能なので、光熱費は削減できるでしょう。

逆に、在宅ワークなどでずっと家にいて昼間も電気をたくさん使用するというご家庭の場合は、割高になってしまうケースもあるので注意が必要です。

オール電化で光熱費を節約したい場合は、なるべく夜間に電気を使うようにすることが大切です。

地域や世帯人数、季節などよって電気代は大きく変わるので、詳しく知りたい場合は、電気会社のホームページにあるシミュレーションなどを利用してみるといいでしょう。

オール電化のメリット・デメリット

①光熱費を節約できる
ガス代が不要になるので光熱費の削減がしやすくなります。夜間の電気料金が安い時間帯にお湯を沸かし、それを日中に使用できるのでガスよりも経済的にお湯を使うことができます。上手にやりくりすることで、光熱費を抑えられますよ！

②火事の心配が少ない
火を使わないので、お子様やご高齢のご家族がいても安心です。ガスを使用しないということは、ガス漏れ・ガス爆発などのリスクを減らすことができます。

③キッチン周りの掃除がしやすい
IHクッキングヒーターは、天板が平らのため、調理後の清掃が楽にできます。サッと拭くだけできれいなキッチンを維持できるので、家事や仕事で忙しい方には嬉しいですね。

④災害時に復旧が早い可能性がある
自然災害などでライフラインが止まってしまった時、電気の復旧は、水道やガスと比べて早い傾向にあります。東日本大震災では、被災から3日後には電気はおよそ80%、8日後には94%が復旧しました。
また、オール電化を採用しているお家では、エコキュート・電気温水器にお湯をためているので、非常用水として使うことができます。

①停電時にすべての機能が停止してしまう可能性がある
オール電化では、停電した時にすべての機能が停止してしまう可能性があります。（貯湯タンクのお湯は使えます）オール電化を採用するときは、懐中電灯やカセットコンロなど、停電が万一発生したときのためのアイテムを用意しておくのがおすすめです。

②初期費用が高額
オール電化は、IHクッキングヒーターやエコキュート、床暖房など様々な機器の購入と設置が必要になり、それに伴った電気工事も必要なため、多額のコストがかかります。

③直火調理ができない、調理器具に制限がある
IHクッキングヒーターは、専用の鍋やフライパンでないと使えません。土鍋や耐熱ガラスなどは使えないので、直火調理などにこだわりがある場合は、IHクッキングヒーターは不向きといえるでしょう。
また、炎が出ないため、グリル（あぶり焼き）ができないなど、思い通りの調理ができないこともあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか？
オール電化にはメリットがたくさんありますが、注意したいデメリットもありますね。導入するかどうか迷っている方は、ご自身のライフスタイルに合っているかをまずは考えてみるといいかもしれません。

導入コストが高いオール電化ですが、東京リノベーションストアでは既にオール電化を導入している中古マンションもたくさん取り扱っているので、お得にマイホームを購入することが可能です！
興味のある方は、是非一度お問い合わせください。