不動産ポータルサイト徹底比較!お部屋探しにベストなサイトを見つけよう!

[不動産知識]

お部屋探しをするときに多くの人が利用するポータルサイト。誰もが1度は使ったことがあるのではないでしょうか? 数ある不動産ポータルサイトの中で「どのサイトで探せばいいのか」サイトごとの特徴をご紹介。各サイトを比較して、自分にぴったりのサイトでお部屋探しを始めましょう。

不動産ポータルサイトとは

まず初めに不動産ポータルサイトについてご説明します。

ポータルとは日本語で「玄関」や「入口」といった意味があり、web上の玄関口のことをポータルサイトと呼びます。

不動産ポータルサイトは、物件(お部屋)を紹介している窓口のサイト。路面店などでよく見かける窓ガラスなどに貼られた販売図面や広告チラシのweb版と考えるとわかりやすいかと思います。路面店の場合は、気に入った物件があったときにお店の中に入って内見できるかなど伺いますよね。ポータルサイトの場合は、物件ページで気に入った物件に問い合わせることで不動産会社に繋がります。

つまり不動産ポータルサイトで物件の問い合わせをすると、その物件を管理している不動産会社から連絡が届くのです。

不動産ポータルサイトには「SUUMO」や「HOME’s」などがありますが、SUUMOに問い合わせても、SUUMOから連絡はこないので注意してください。

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以下の図でポータルサイトの仕組みをご説明します。

 

ポータルサイトの仕組み

不動産会社が物件情報をポータルサイトに掲載するには、多くは広告費をポータルサイトの運営会社に支払う必要があります。

不動産会社にとって物件を早く売りたいという考えから、多くの広告費を費やして複数のポータルサイトにひとつの物件情報を掲載していることも多いのです。すでに複数のポータルサイトをご覧になった方でしたら、全く同じ部屋の物件情報が別のポータルサイトに掲載してあったという事例もご経験があるかもしれません。

また、同じ物件を違う不動産会社が紹介しているという事例もあります。それは元々の売主(不動産販売会社)がより早く物件を販売させたいと考え、複数の不動産仲介会社にポータルサイトへの掲載を委託しているからなのです。その場合、物件を所有している不動産販売会社は、自ら広告費をかけずに物件ができる代わりに、仲介会社に仲介手数料を支払っています。

不動産ポータルサイトは、多くの不動産会社が一同に介して物件情報を公開し、それをお客様にお披露目する場所なのです。

不動産ポータルサイトのメリット

◆物件数が多い

ポータルサイトには多くの不動産会社が広告を掲載しています。特に知名度の高いポータルサイトほど不動産会社もたくさんの物件情報を載せています。

◆条件検索が思いのまま

不動産ポータルサイトには細かな条件で絞り込んで検索する機能が付いています。

例えば、駅徒歩5分以内のマンションに絞り込んだり、ペットが飼育できるお部屋のみで検索したりすることができます。複数の条件で検索することによって、自分の条件にあったお部屋を見つけやすいメリットがあるのです。

◆比較がしやすい

お部屋探しの悩みのひとつに「物件価格の相場がわからない」ということがあります。

このエリアでこの広さだと相場はいくらなのかを知ることができれば、お部屋探しもスムーズです。豊富な物件数を誇るポータルサイトなら、エリアと間取り別で物件の相場を表示してくれているサイトも存在します。

また、同マンションで階違いのお部屋が同時期に販売されていることもあり、物件数が多いからこそ比較しながらお部屋探しができます。

不動産ポータルサイトのデメリット

◆実際に部屋が空いているかわからない

ポータルサイトに掲載されている情報は、必ずしも最新の情報とは限りません

全ての不動産会社がしっかりと物件の管理を行っているとは限らず、その管理が疎かになっていると、実際に販売が終了しているのにも関わらず物件情報が公開したままになっていることがあるのです。そのため、問い合わせたとしてもそのお部屋を購入することができない可能性がある点には、注意が必要です。

また、ポータルサイトには各不動産会社が契約終了の操作をしてからポータルサイト上から物件情報が削除されるまでに、タイムラグがあります。そのタイムラグのタイミングで問い合わせてしまうことも十分考えられるため、実際に問い合わせてみないと販売中かどうかを判断するのが難しいのです。

※おとり物件に注意!

ポータルサイトには、稀に実際には販売が終了しているにも関わらず物件情報を“意図的に”公開した状態にしているお部屋があります。好条件のお部屋は人気も高く問い合わせる可能性も高いため、おとりとしてわざと残しているのです。また、おとり物件はポータルサイトのみならず、路面店の窓ガラスに貼られている広告チラシなどにも存在するのです。

おとり物件は賃貸物件に多くみられます。おとり物件を見分けるポイントは、周辺の相場よりも明らかに安い価格であったり、更新日時が1ヶ月以上経過しているお部屋です。

◆物件によっては掲載情報の内容が薄い

ポータルサイトの掲載方法は、各ポータルサイトによって基準や制限があるため、お部屋の内装や周辺環境などの詳細まで掲載できないこともあります。また不動産会社によって物件の情報量は様々で、内装写真がなかったり設備の情報が少なかったりします。駐車場の空き状況など細かな情報は、実際に問い合わせないと知ることができないケースもあるため、注意が必要です。

◆ポータルサイトを変えても似た物件が多い

前述したように、不動産会社は早く物件を売却したいと考え複数のポータルサイトに同じ物件を掲載していることも多いため、別のポータルサイトで似た物件や全く同じ物件が掲載されていることもあります。そのためか、「思うように自分に合ったお部屋が見つけられない」「お部屋探しに時間がかかってしまう」というような悩みを抱えている方も多くいるようです。

購入&賃貸で幅広く探せる不動産ポータルサイト

●SUUMO

SUUMO

(出典:【SUUMO】株式会社リクルート住まいカンパニー

物件数……約634万件※2019年1月の調査(参考:SankeiBiz
掲載の特長……スライドショーや動画などの表示
写真の最大枚数……26枚※周辺写真を除く

株式会社リクルート住まいカンパニーが運営する不動産ポータルサイト。

誰もが1度はCMや広告などで目にしたことがあるでしょう。知名度も高く、新築・中古マンションから賃貸、戸建てなど居住用を目的としたお部屋を掲載しています。

エリアや価格などから検索できる他、リフォーム済みのお部屋や駅から近いなどの細かな条件での検索もできます。また女性営業スタッフが対応してくれる不動産を紹介しているなど、お客様のニーズに答えた不動産会社選びも可能なため、お部屋探しを始めたばかりの方におすすめです。

●HOME’s

HOME’s

(出典:【HOME’s】株式会社LIFULL

物件数……約637万件※2019年1月の調査(参考:SankeiBiz
掲載の特長……中古マンションに独自の住宅評価書を表示
写真の最大枚数……21枚※周辺写真を除く

株式会社LIFULLが運営する不動産ポータルサイト。

SUUMOと並び、豊富な物件数を誇る不動産ポータルサイトです。難しい不動産用語などを解説したコラム記事なども掲載しています。

検索方法は多種にわたり、例えばHOME’sが独自の住宅評価の専門家によって建物を調査し、その調査で認められた優良なお部屋だけを絞り込んで探すこともできます。中古マンションなどの購入に不安を抱えている方でも安心です。

また、SUUMOとの大きな違いは、投資向けの物件情報も掲載しているところです。将来マンションや月極駐車場などを買ってオーナーとして賃貸経営をしていきたいとお考えの方にもおすすめです。

●at home

at home

(出典:【at home】アットホーム株式会社

物件数……約161万件※2019年1月の調査(参考:SankeiBiz
掲載の特長……間取り図に家具を配置してレイアウトの疑似体験ができるなど
写真の最大枚数……16枚※周辺写真を除く

アットホーム株式会社が運営する不動産ポータルサイト。

こちらもCMなどで目にすることが多いでしょう。有名人やキャラクターとのコラボも記憶に新しいです。

物件情報では写真の他にVRやパノラマを屈指して実際に室内を内見しているような疑似体験もでき、問い合わせる前にその場の雰囲気を感じられます。また、LINEでの問い合わせに対応しており、不動産会社とのやり取りも手軽にできるため人気が高くなっています。

●Yahoo!不動産

Yahoo!不動産

(出典:【Yahoo!不動産】ヤフー株式会社

物件数……約191万件※2019年1月の調査(参考:SankeiBiz
掲載の特長……周辺施設を含めた豊富な写真枚数
写真の最大枚数……27枚※周辺写真を除く

ヤフー株式会社が運営する不動産ポータルサイト。

大手検索サイト「ヤフージャパン」を運営するノウハウで不動産ポータルサイトも運営しています。人気エリアのアクセスランキングを表示しており、どのエリアに暮らそうか悩んでいる方におすすめです。検索方法も価格や条件、フリーワードでの検索もできます。

ヤフーショッピングで使えるクーポンのプレゼントキャンペーンなど、ヤフーのその他サービスをよく利用する方におすすめです。

●オウチーノ

オウチーノ

(出典:【オウチーノ】株式会社オウチーノ

物件数……約247万件※2019年1月の調査(参考:SankeiBiz
掲載の特長……同じ物件を紹介している不動産を比較しやすい。
写真の最大枚数……30枚

株式会社オウチーノが運営する不動産ポータルサイト。

元々は不動産を売る(家を売る)人のために複数の不動産会社に一括査定ができる、いわゆる一括査定サイトがメインの不動産ポータルサイトでした。現在はポータルサイトとして売買や賃貸物件を掲載してます。自分が今住んでいる家を売って、新しいお部屋に住替えたいと考えている方におすすめです。

物件検索ページでは、同じ物件を複数の不動産会社が取り扱っているときに、写真を掲載している枚数や紹介文なども見られ、不動産会社を比較することもできます。

購入する人向け!特徴的な不動産ポータルサイト

●ミノリノ

ミノリノ

(出典:【ミノリノ】株式会社じげん

株式会社じげんが運営する不動産ポータルサイト。

リノベーションの中古マンションを中心に掲載しているポータルサイトです。リノベーション済みのお部屋からこれからリノベーション工事を行うお部屋など様々な物件情報が記載されています。リノベーションに特化したポータルサイトのため、載せている不動産会社もリノベーションについての知識やプランなどが豊富です。中古マンション×リノベーションをお考えの方におすすめです。

●RE MAISON

RE MAISON

(出典:【RE MAISON】アットホーム株式会社

アットホーム株式会社が運営する不動産ポータルサイト。

賃貸や新築マンションなど様々なお部屋を掲載している【at home】とは別に、中古マンション×リノベーションマンションのみを掲載しています。

豊富な内装写真に加え一部のお部屋には会員のみが閲覧できる取材記事を掲載。担当者がお部屋や周辺環境などの魅力を語っています。またリノベーション事例などのマガジンも公開されており、住まいの可能性が広がるリノベーションマンションの魅力を知るきっかけにもなりそうです。

●すむたす

すむたす

(出典:【すむたす】株式会社すむたす

株式会社すむたすが運営する不動産ポータルサイト。

特徴的なのは、売主業者専門の物件だけを掲載しているところです。その他ポータルサイトとは違い、不動産仲介会社が物件情報を載せることはできないため、利用するユーザーは仲介手数料を支払う必要がないのです。

ただし掲載されている物件数は限られているため、できるかぎり費用は抑えたいとお考えの方におすすめです。

(関連記事:仲介手数料ってなに?相場や交渉、計算方法などをわかりやすく解説!

賃貸物件を探しやすい不動産ポータルサイト

●いい部屋ネット

いい部屋ネット

(出典:【いい部屋ネット】大東建託株式会社

大東建託株式会社が運営する賃貸専門の不動産ポータルサイト。

家具付き物件やクレジットカードで家賃が支払える物件など様々なこだわりの条件でお部屋探しができます。

大東建託のオリジナル賃貸物件ブランド「DK SELECT」は、賃貸の常識を変える住まいづくりをコンセプトに、様々なライフスタイルに合う建物を作り、充実のサポートが整った賃貸物件です。

●スモッカ

スモッカ

(出典:【スモッカ】株式会社じげん

株式会社じげんが運営する賃貸物件専門の不動産ポータルサイト。

全国各地の物件情報を掲載しており、物件数も豊富です。検索機能では、大学名から周辺の賃貸物件を表示してくれる機能があり、学生が使いやすいポータルサイトです。

季節によってはお祝い金のプレゼントキャンペーンなども開催しています。

投資用物件を探せる不動産ポータルサイト

楽待

楽侍

(出典:【楽待】株式会社ファーストロジック

株式会社ファーストロジックが運営する投資用物件専門の不動産ポータルサイト。

投資用物件数は業界でも上位に位置しており、多くの投資用物件を扱う不動産会社が物件情報を掲載しています。

また、これから投資用不動産の購入を考えている方に向けたコラム記事やセミナーなど開催しています。売却の相談などもできるため、不動産投資初心者の方でも安心して利用できるポータルサイトです。

●健美家

健美家

(出典:【健美家】健美家株式会社

健美家株式会社が運営する投資用物件専門の不動産ポータルサイト。

こちらも「楽待」と並ぶ投資用物件数を誇る不動産ポータルサイトです。様々なタイプのマンションで検索することができ、駐車場や土地なども掲載しています。

こちらもコラム記事を掲載しており、記事の内容は実際に投資家の人が書いているものが多く、慣れていない方でも参考になる記事が多く掲載されています。

不動産ポータルサイトの比較まとめ表

ポータルサイトまとめ表

※上の表は、あくまでも東京リノベーションストア編集部の評価であり、一概にポータルサイトの評価を決定づけるものではないということをあらかじめご了承ください。

まとめ

以上が不動産ポータルサイトの比較でした。物件を探し始めはSUUMOやHOME’sなど聞きなれたサイトで、お部屋探しをするのが良いでしょう。とはいえ、前述したようにポータルサイトにもデメリットはあります。あなたに合ったポータルサイトでお部屋探しを始めてみてください。

東京リノベーションストアでは、お客様に合ったペースで一緒にお部屋探しのお手伝いをさせていただきます。ローン相談から些細なお部屋探しでのお悩みでも構いません。ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

この記事を書いた人

編集部

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